【マッチングアプリ】「Tinder」で恋愛できるのか?実際に使ってデートしてみた結果

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仕事で知り合う相手は既婚者やパートナーのいる人ばかり。気軽に遊べるフリーの相手がほしいなぁ……そんな思いで筆者(30代前半/女性)が数年ぶりに使い始めたのが、ホットな出会いをマッチングするアプリとして人気の「Tinder」です。

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Tinderの使い方は簡単。Facebookと連携しているため、アカウントを持っている人なら誰でもすぐに使い始められます。

1枚目のプロフィール写真は最高にいいものを!

マッチング率を上げて、できるだけいい相手と出会うために、まずはプロフィール写真を戦略的に選びます。とくに大事なのは1枚目の写真です。

Tinderでは次々と異性の写真が表示され、「この人いいな」と思ったら右スワイプで「いいね!」、逆に「この人なし」と思ったら左スワイプで「スキップ」をします。

「いいね!」も「スキップ」も、した途端に相手へ通知がいくわけではなく、自分が「いいね!」した相手が自分にも「いいね!」したタイミングで、双方へマッチングした旨の通知が届く仕組みになっています。

だからこそ、最初にドーンと表示される写真が、勝敗を分かつと言っても過言ではありません。

くれぐれも適当なものを選ばず、ベストショットを用いることです。

筆者も手持ちの中で、友人知人から「これはアカン(詐欺だ、盛り写真だと批判する意)」と言われるものをチョイス。

ただし、中には写真だけではなく、プロフィール文を読んで、「いいね!」するか否かを決める慎重派な男性もいるでしょう。

そのために、100〜200文字程度で、自分の職業や趣味、どんな相手を求めているかなど、サラッと書いておきます。

2週間で200人を超える男性とマッチング

ここまで準備ができたら、いざ、狩猟の場へ! 気づいたのは数年前にTinderを使っていたときよりも、マッチング率が上がり、かつ「いい男風」の男性が増えている、ということ。

海外発のアプリということもあり、以前は外国人男性の割合が高かったのですが、現在は日本人男性も増えています。

また、筆者自身が「いいね!」する相手も格段に増え(以前は10人中2〜3人だったのが、現在は10人中6〜7人は「いいね!」している気がします。年をとって”範囲”が広がったのかもしれませんが)、かつ、相手も筆者に「いいね!」をしてくれているらしく、犬も歩けば棒に当たる状態で、たくさんマッチングするのです。

5人に「いいね!」をすれば3人とマッチングするレベル。それくらい、Tinderには男性ユーザーが集まっている、ということなのかもしれません。

はたしてこの数字が多いのか少ないのかわかりませんが、Tinderを再開してから1日10分ほどさわっていると、2週間で約230人とマッチングしました。

でも、全員とやりとりするわけではなく、相手からメッセージが届き、かつ数回やりとりして「ウマが合いそう」であれば、メッセージを続けるというスタンスにしています。

でないと、はっきり言ってキリがないですし、文章でおおよその人柄や自分と合う人間かどうかが判断できるからです。

筆者の場合、「はろー はろー」などと微妙なメッセージを送ってくる相手、句読点を使わない相手は合いません(実際にいました)。

また、会話が噛み合わない相手も、「会って話せばよくない?」と思えるメッセージが多すぎる相手もアウト。メル友がほしいんじゃないわい! と内心で叫んでいました。

その手の相手とは、リアルで会って会話が続くはずがありませんし、ネット弁慶な可能性も……。

いざ男性と会ったら必死に口説かれる理由

という形で、かなり厳選したうえで、現在約束中の相手は2名ほど待機しつつも、実際2週間で会うに至ったのはわずか1名。

たやすくマッチングはするものの、そもそもマッチングするだけでメッセージが始まらなかったり、メッセージが途中やめになったりするケースも少なくありません。

今回会った相手は40代後半の男性A氏。港区の某繁華街にある、四国の料理が味わえる和食店へ連れていってもらいました。

スポーツ観戦という共通の趣味で、話はそれなりに盛り上がるも、A氏の筆者へのお熱っぷりが気にかかります。

「なんかぼくたち合う気がするね」「(15歳以上離れているけれど)年齢差を感じないね」「◯◯さんを受け止めてあげられる気がする」など、正直、彼自身のテンションが上がりすぎな印象がありました。

話を聞いていると、男性は女性と比べるとマッチング率が低く(女性のほうが異性に対する好みの範囲が狭く、「いいね!」をするのが少ない傾向にあるため)、そもそもメッセージ交換に至る可能性すら、ごくわずかなのだとか。

だからこそ、会うまでに至った女性は貴重な存在。しかも、30代前半の筆者は(50を目前とした彼にとっては)若い女性。

それゆえ、何が何でも手離すまいと、生理的に受け付けない女性でない限り、必死に口説こうとするのでしょう。

結局、A氏からは当日交換したLINEで、何度か連絡が来ましたが「今は仕事で成果を出す必要があり、プレッシャーもあるため、恋愛にうつつを抜かしている場合ではないと思うようになりました……」と伝え、終了に持ち込みました。

ライトな出会いがほしいならTinderはおすすめ

まとめると、Tinderの魅力はなんといってもライトな感覚で出会いの母数を増やせることにあります。

どこにいてもスマホがあれば、次から次へと提示される相手をジャッジし、つながりを持つことができます。

マッチングをメッセージだけのやりとりで終わらせるか、リアルで会うまで持っていくかは、自分の力量次第でもありますし、相手のテンションの高さにもよります。

とはいえ、無料で簡単に良さげな相手と出会えるのは、とても現代っぽいです。

一方、真剣な出会いを求めている人には、あまり向いていないかもしれません。「既婚ですが飲み友達を探しています」「彼女がいるのでパートナーは探していません。ときどき食事できる相手を探しています」などと、書いている人もいるくらいです。

また、中には細マッチョな自慢の体を1枚目の写真に用いて、プロフィール文に「大人の関係でOKな女性を求む」旨、ほのめかす男性もいました。

実際にマッチングした相手から、そんな関係を打診するメッセージが来たこともあります。

もちろん、真面目にパートナーを探している人もいますが、婚活アプリや結婚相談所とは異なり、全員が全員そうとは限らないことを頭に入れて使うことが大事だと思います。

人によっては「仕事に使えるアプリ」だとも聞きました。人材系の会社に勤める知人女性は、Tinderで出会った男性を数人スカウトし、実績を作っているとか。

なんとも逞しい……業種によっては、仕事にも活かせそうです。

基本的にはライトな楽しい出会いを探したい人にはぴったりなTinder、一度使ってみてはいかがでしょうか。