Apple Watchより便利かも? 通話もできる子供専用スマートウォッチが登場

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スマートウォッチは腕にはめて様々な機能を利用できるだけではなく、緊急時でも通話ができたり、スマートウォッチの場所をスマホから調べることもできる。

実はこうしたスマートウォッチの特徴は、大人だけではなく子供にこそ持たせた方が活用できるのかもしれない。

しかしこれまのでスマートウォッチは大人向けに作られており、操作も子供が使えるほど簡単ではない。
また価格も子供に持たせるには高いというのが現実だ。
ヒット商品となった「Apple Watch」も、大人が使うことを考えた製品である。

そんな状況の中、最初から子供が使うことを想定して開発された、子供のためのスマートウォッチ「POMOワッフル」がまもなく発売になる。

ターゲットは、ずばり親子。
「安心」「安全」を第一に考えられたスマートウォッチなのだ。


子供が使うことを第一に考えたスマートウォッチ「POMOワッフル」


スマートウォッチは、スマホに接続して利用する。
しかし、ほとんどのスマートウォッチは、スマホからの通知確認くらいにしか使われないケースが多い。
高価なスマートウォッチを買っても、使いこなしていない人も多いのが実情だ。

POMOワッフルもスマホとペアリングして使うが、子供のPOMOワッフルと親のスマホを連携させる点が普通のスマートウォッチとは異なっている。
またPOMOワッフル本体は、3G通信機能を内蔵しているので、単体でも通話することが可能だ。

POMOワッフルの最も便利で有効な使い方は、子供の場所確認だろう。
親のスマホのアプリから、POMOワッフルを腕にはめている子供の居場所をすぐに確認することができる。これはPOMOワッフルが3G通信機能を内蔵しているから可能なのだ。

また公園など「安全な場所」を親のスマホで設定しておき、その場所から子供が離れると警告を受けることもできるので、すぐさま子が供に電話をかけて「危ない場所へいかないように」と、直接、通話で注意することもできる。

さらに子供自身が危機を感じたときなどは、POMOワッフルからワンタッチで親に電話をかけることも可能なのだ。

子供が道に迷ったときはPOMOワッフル内蔵の「Take Me Home」アプリを立ち上げれば、自宅までの道順を移動しながら画面上に指示してもくれる。
POMOワッフルを腕にはめておけば、子供も外出時も安心できるというわけなのである。


親のスマホアプリで通知や通話が可能。警告を受けることもできる


このほかにも、宿題やお風呂などのスケジュールを親のスマホアプリに登録しておけば、時間になれば子供のPOMOワッフルに通知することもできる。

本体はIP65の防水防塵に対応しており、汚れたときは、さっと水洗いすることもできる。
時計部分を覆うベルトはやわらかい樹脂製で腕にはめやすい。また2時間の充電で72時間の利用が可能なので、日々の充電もわずらわしくはない。

POMOワッフルは、腕から外すと、親のスマホに通知が届く仕様になっており、子供が腕から外して置き忘れたりしないように電話することもできる。

ベルト部分にカラフルなリングをはめることもできるので、子供の好みでカラーリングして着用を促すこともできる。


一般的なスマートウォッチと類似の機能も持つ。すべては親子の安心を考えて設計されている


子供のための様々な機能が詰め込まれたPOMOワッフルは、クラウドファウンディングサービスで資金調達に成功し、この3月に製品が出荷予定とのこと。

3Gの通信方式に対応しているので、日本でも動作は可能だ。
POMOワッフルのアプリはすでに日本語にも対応しているので、日本での正式な販売も期待したい。
価格は129ドルからの予定である。


山根康宏