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起終点駅 ターミナル [DVD]
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フォーマット | ワイドスクリーン, ドルビー, 色 |
コントリビュータ | 篠原哲雄, 本田翼, 佐藤浩市 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 52 分 |
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商品の説明
【解説】
『起終点駅 ターミナル』は、果ての街・釧路で人生の終わりへと向かっていたはずの男と女が出会い、孤独を分かち合い、そして再びそれぞれの人生の一歩を歩きはじめる感動の物語。原作は2013年に「ホテルローヤル」で第149回直木賞を受賞しベストセラー作家となった桜木紫乃が2012年に発表した「起終点駅 ターミナル」。6作からなる短編集の表題作の映画化だ。
主人公は司法では罰せられない罪、誰にも裁いてもらうことのできない罪を抱えて生きる弁護士の鷲田完治。演じるのは名実ともに日本を代表する俳優、佐藤浩市。本作で第39回日本アデミー賞優秀主演男優賞、第40回報知映画賞主演男優賞を受賞している。鷲田と出会い、救われ、新たな人生に希望を見出していくヒロイン、椎名敦子役には本田翼。青春映画『アオハライド』で真っ直ぐに人を好きになる女子高校生を演じた彼女が本作では打って変わり、孤独を背負い人生に迷う女性というシリアスな役で女優として新しい一面をみせる。また、完治のなかに“過去の人"として、“愛した女性"として生き続ける結城冴子役に尾野真千子。ほか中村獅童、和田正人、音尾琢真、泉谷しげるなど実力派キャストが脇を固める。そして全編を彩る音楽は、たおやかな情感で観客の心を包み込む小林武史。監督は『はつ恋』『深呼吸の必要』などみずみずしい感性で人間を描き続ける篠原哲雄。本作では、愛を失い、心を閉ざし立ち止まっていた男と女の楔が解かれ旅立つ姿を丁寧に描いていく。
撮影は原作と同じく北海道・釧路にて1ヶ月以上にわたってロケを敢行。愛した人と逢瀬を重ねた海沿いの街、その彼女が消えていった雪景色、裁判所へつづくゆるやかな坂道、そして駅から駅へどこまでも続く線路──。そんな北海道・釧路の美しく悲しく力強い情景とともに描かれる、今を生きる2人の男女の未来への一歩。その一歩はすべての人の始発駅になる。
【ストーリー】
北海道の旭川で裁判官として働く鷲田完治(佐藤浩市)のもとに、学生時代の恋人だった結城冴子(尾野真千子)が被告人として現れる。彼女に執行猶予付きの判決を与えた完治は裁判後、冴子が働くスナックに通い逢瀬を重ねるようになるが、かつて愛し合った男と女の再会の時間は限られていた。2年の北海道勤務を終え、妻子の待つ東京へ戻る日が近づいていた完治だったが、彼はすべてを捨てて冴子と共に暮らしていこうと決める。けれど、冴子はその想いに応えることなく完治の目の前で自ら命を絶ってしまうのだった。
それから25年、完治は誰とも関わることなく釧路で国選弁護人としてひっそりと生きていた。それはまるで愛した女性を死に追いやってしまった自分自身を裁き罰を課すようでもあった。そんなある日、弁護を担当した若い女性、椎名敦子(本田翼)が完治の自宅を訪ねてくる。ある人を探して欲しいという依頼だった。個人の依頼は受けないと心に決めて生きてきた完治だったが、家族に見放され誰にも頼ることなく生きてきた敦子の存在は、ずっと止まったままだった完治の心の歯車を少しずつ動かしていく。敦子もまた完治との出会いによって、自分の生きる道を見出していくのだった。
そして、人生の終着駅だと思っていた釧路の街は未来へ旅立つ始発駅となり、2人それぞれの新しい人生が動き出そうとしていた。
【キャスト】
佐藤浩市 本田翼
中村獅童 和田正人 音尾琢真 泉谷しげる 尾野真千子
【スタッフ】
原作:桜木紫乃「起終点駅 ターミナル」(小学館刊)
脚本:長谷川康夫
音楽:小林武史
監督:篠原哲雄
主題歌:「ターミナル」My Little Lover
【公開日】2015年11月公開
【スペック】
●映像特典
◆メイキング
◆イベント映像集(完成会見/東京国際映画祭/初日舞台挨拶)
◆公開記念特別番組
◆予告編集
◆TVスポット集
DSTD03898/COLOR/本編112分/片面2層/1.主音声:ドルビー5.1ch/日本語字幕/16:9 LB
【備考】UDCast対応(音声ガイド)
※本編ディスク再生時に、専用アプリでスマートフォンやタブレット端末等から「音声ガイド」をお聞き頂けます。専用アプリ「UDCast」(無料)をダウンロードしてご利用ください。
【発売元】小学館・東映ビデオ株式会社【販売元】東映株式会社
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 100 g
- EAN : 4988101189083
- 監督 : 篠原哲雄
- メディア形式 : ワイドスクリーン, ドルビー, 色
- 時間 : 1 時間 52 分
- 発売日 : 2016/5/11
- 出演 : 佐藤浩市, 本田翼
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- ASIN : B01B7MHHGO
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,795位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,777位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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道東の明るさ皆無のうら寂しい雰囲気も良い。救いのない映画ですが一つだけそれがあるとすれば、敦子が釧路を離れることを決めたとき、鷲田に促されて二度とそこに戻らない決意をしたこと、つまり二度と今の自分に戻らない決意をしたことだと思います。
ただし残念ながら、鷲田が息子の結婚式に出席することを決め列車に乗る最後の展開で全てが台無し。中途半端な幸せに逃げこもうとしても、鷲田の思いとは別に、その先に幸いが待ち受けているとは限らない。
主な舞台は釧路、主人公は学生運動家崩れの鷲田寛治判事、東京高裁に栄転が決定するも運命の女性と思われた結城冴子と再開して離婚を決意、小さな町で小さな法律事務所を経営して一緒に暮らそうと提案するのだが・・・。
原作者は女の目線、主婦の目線、生まれ故郷を舞台にする等、持ち駒を有利に使える展開でなかなか読み応えのある逸品に仕上げ、脚本、監督は、佳作『深呼吸の必要』の長谷川康夫と篠原哲雄コンビ。
主題は過去に過ちを犯した者がどのように自己処罰し、どのように現実と折り合いをつけながら、どのように決まり切った日々を遣り過ごしていかなければならないか、その中に生き甲斐と言えるものが果たしてあるのかということ?
後輩や実の息子にさえ敬語を使う鷲田が弁護を引き受けたヤク中男に対し、「刑務所で過ごす何年かは人生をやり直すためのチャンスなんだ、そいつを弁護士に頼って奪い取っても何時か必ず奪い取られるぞ」、「決まった量刑が与えられるだけでも有難いと思え」というタカビーな台詞、威圧的な雰囲気に、自ら長年背負ってきたた荷物の重さが窺える。
つまり、鷲田は法的な罪を犯した訳ではないから、量刑を与えられず、刑に服せず、服した振りをして田舎町に逃げ込んだだけで、誰にも何をも償ってはおらず、ヤク中男へ向けた発言はずっと自分にも言い聞かせてきたことだったと解る。
主人公に「どう生きるかと、どう泳ぐかは違う」、「闘え、鷲田寛治!逃げるな」と言い続けた冴子は「誰かの負担になるなら淋し過ぎる」と自ら死を選び、国選弁護人として知り合った椎名敦子は繰り返し出て来る日常の象徴であり、負のエントロピーである「食」を契機に新しい自分を生きようとする。
一方は終わり一方は起(はじま)る二人の女と「起終点駅」を掛け、同じ「場」でありながら対照的な役割を果たす二面性、そこでどっちつかずのまま引き裂かれている男・・・物語の構造としてかなりよく練られている。
どんづまりの寂れた町で繰り広げられるドラマは、教育や就職、収入などを含む地域間における格差を何よりも寒々とした自然の風景、寛治が住む公営っぽい簡素な住居、その隣人の息子が駆る国産軽トラ、敦子の実家であった海沿いの老朽化した二階家などの映像で解り易く物語っている。
敦子が「私、何も要らなくなったんです」と呟き、鷲田が「羨ましいよ、男にもそれができたらな」と言うシーンがある。
そうなのだ、男は幼少期から収集癖が身についている場合が多く、曲がった釘や錆びた歯車、魚や亀に似た形の石、読み古した漫画本や気に入ったエロ雑誌の切り抜き(鷲田は料理レシピを切り抜きしている)などのつまらない物から、過去にフラれた女たちの記憶まで大切に温めてしまう習性がありそうだ。
かつて、作家の山口洋子は「男は着てナンボ、女は脱いでナンボ」と、やや品の無い言い方で端的に表現した。
男は学歴や職歴、何かの能力や技術、人間的魅力などのウワモノを努力して獲得、所有しなければ話にならないが、女はその存在自体で充足しているケースが多く、競争が激しい夜の銀座で何人もの男女従業員たちを傍で見て来た経験もあってか、「ただの女は使い物になるが、ただの男は使い物にならない」とまで言う。
それにしても、まんべんなく「食」が出て来る映画だこと。
肝となるラストも、ザンギのレシピか。
鷲田が東北大学のゼミで息子と一緒だった判事補に、「(息子は)食べる物とか着る物とか、ちゃんとしていましたか」と尋ねるシーンがあり、「仕送りが来ると、学食の昼飯は一番高いAランチになりました」という返答を得る。
中学生の頃、学生服のボタンを三つくらい外して廊下を歩いていると、体育教師に「服装のみだれは心の乱れ!」と注意され、「江戸時代の粋な着崩しって言葉知っていますか?」と減らず口を叩いたら、いきなり殴られた経験があるが、三度三度の食事や身なりをきちんと整えることって、やはり大切なことだと思う。
原作者における日常の基本的な生活態度や主婦の目線が活かされていて、こういう細部をきちんと創り上げてゆくことが物語の骨組みをより堅固にする。
佐藤浩市は決して巧い俳優ではないが、流して演じることを知らず毎回作品内における役作りに固執する人のようだ。
尾野真千子、泉谷しげる、中村獅童は勿論、音尾琢真、和田正人といった新人が悪くないし、名前は存ぜぬ万引き常習犯の婆さん役、客引きをするキャバクラのネーチャンたちも、またいいんだよなあ。
本田翼は現時点ではダイコンというよりイモだが、したたかそうな目力を持っていて化けてくれそうな気配が無きにしも非ず。勘違いせず、そして、せっかくチャンスを与えられる立場にいるのだから小さくまとまらないで欲しい。
音楽は小林武史、エンドロールに流れる歌は自身が在籍し、今はakkoの独りユニットらしいMy Little Loverの「ターミナル」、相変わらず歌は下手だが、年の効か味が出ていて様になっている。
「闘え、鷲田寛治!逃げるな」という台詞は勇ましく、かっこいいが、そのまま受け取るべきではないでしょう。
一時的に逃げること、撤退することも戦略の一つで闘いの一環であるのだし、鷲田は長い長~いモラトリアムを経たからこそ、しっかりと現実や自らと向き合えるようになったのだろう。
でも、ラストはあまりにもステレオタイプとしか思えず、他に適切な選択肢はなかったんですか?
DVDの収録音声が小さすぎます!
一般的にDVDの音声が小さいのは分かっていますが、
この作品は特に酷すぎます。
テレビの音量を2倍以上にしないと会話が全く聞こえません。
どういうつもりでこんな音量で収録したのか、理解に苦しみます!
佐藤浩市さんが凄く素晴らしく
和田正人さん等々の方々もいい味を出しておられて
本田翼さんがどんどん引き込まれる人に
なっていくのが感慨深かったです。
どうして今回この映画に出たのか意味が分かりません。
マネージャーはタレントの力量を読んで断りなさいよ。
本当に本田翼は分かって無い。
台無しだ。
本田翼よ、WOWOWのドラマには絶対出ないでおくれ。
良い役者と良い筋書きが君の演技でぶち壊されるから。
全く内容は異なるが映画「エマニュエル夫人」(1974)は、私にとって詩であった。
そこでのシルヴィア クリステルの素晴らしさを知っておられるだろうか。「演技」がどうとかではない、存在そのものがひとつの不可解な「詩」であった。
私にとって現実というものは不可解そのものなので、つまりあそこでのシルヴィア クリステルは徹底的にリアルで、徹底的に詩であった。
子どもという存在と間近に生きたことのある人なら分かって頂けるだろう。子どもという存在は徹底的にリアルで不可解で残酷で無防備にエロくもある詩なのだから。
この「ターミナル」での本田翼は年齢的にももはや子どもではないが、実質的存在として「子ども」であって、だからこそ「詩」なのだ。
打ち捨てられ薄汚れた人形のような登場、不意にどうやってか永遠に不詳だが主人公の側にやってくるあり方、ものを食った時にだけふっと出る生気。何をどうしたいのか、どうなりたいのかどうされたいのか全く分からない感じ。本人が分かっていないのにどうして周囲に分かるだろう。えっというタイミングの発熱も子どものリアルそのもの。知らぬ場所へ案内するその頼りないのか確信があるのか分からない声の感じ、発作的な接触、くるくる変わる表情、無表情と笑顔との、断崖のような落差。そして振り向かない背中。色香や罪が、ありそうでなくなさそうである感じ。
人生という世界にまだ実は発進していない、しかし確実に迫る出発をひかえた人間たちの存在のリアル。
結局実質的に何も起きない、起こらない、しかし確実にその先の世界を予感させる。それこそが私をわくわくさせてくれる詩なのだ。
演技ではなく存在として、そういう詩を伝えてくれる人はまれであるがゆえに尊い。その人ならいつでもそうとはいえないだろう。子どもという存在は個性ではなく、時間であり場であり、象徴であり、降りてきた何かであり、確実に失われるがどこかに必ずひそみ、形を変えて不意にあらわれ、裏切るともなく裏切り、去るともなく去り、背中を押すともなく押し、支えるともなく支えてくれる「透明な何か」なのだから。
ここでの本田翼と彼女をこの役に起用した人に私は心から敬意を表する。
登場人物が少なく分かりやすい構成でした。
意外と料理が好きな人は参考になる映画かも・・・