税金を納めている人なら誰でも使えるお得な制度:ふるさと納税。
2008年の制度開始からはや7~8年が経過し、知名度もかなり高まってきました。
このブログでも以前に何度かふるさと納税を取り上げたことがありましたが、久々の投稿となります。
納税者にとってふるさと納税の良いところは、住民税を好きな特定地域に納めることによって、その地にちなんだお礼の品をもらえる、ということでした。
個人の負担はわずか2,000円程度で、場合によっては数万円もの価値があるお礼の品がもらえるというお得さもあって、年々人気が高まってきています。
そんなふるさと納税について、気になる話を耳にしました。
実は単なるお礼の品ではなく、現金に近いものがお礼の品で貰える納付先があるというのです。
ふるさと納税のおさらい
ふるさと納税について詳しくない人のために、ふるさと納税の概要を説明します。
ふるさと納税が対象にする「税」とは住民税です。
一般的に住民税は現住所の地方自治体に納めるものです。
しかしふるさと納税は、自分の好きな地方へ住民税を納付できる制度です。
寄付を受けた自治体にとっては貴重な財源となります。
一方で納税者もふるさと納税の納入先の自治体からお礼の品を貰うことができます。
そのお礼の品の中には大変お得な物もあるため、全国的に注目を浴びているわけです。
納税者の負担金額は?
ふるさと納税に関する納税者の負担金額はというと、一言でいえば以下のように表現できます。
ふるさと納税は、個人が2,000円を超えて寄附する場合、住民税のおよそ2割を上限に還付される制度である
もう少しかみ砕いて説明しましょう。
- 2,000円までの寄付金額は個人負担
- 2,000円を超える寄付金額は還付される
- 還付の上限は住民税のおおよそ2割
具体例を挙げてより理解を深めてみます。
事例1)個人負担が2,000円以内になるケース
年間の住民税納付額:400,000円
ふるさと納税納付額:60,000円
↓ ↓ ↓
ふるさと税の還付額上限=400,000×20%=80,000円
↓ ↓ ↓
還付上限:80,000円>60,000円:ふるさと税納付額
↓ ↓ ↓
以上より、2,000円の寄付金額だけが個人負担となる
事例2)個人負担が2,000円以上になるケース
年間の住民税納付額:400,000円
ふるさと納税納付額:100,000円
↓ ↓ ↓
ふるさと税の還付額上限=400,000×20%=80,000円
↓ ↓ ↓
還付上限:80,000円>100,000円:ふるさと税納付額
↓ ↓ ↓
以上より、もともとの個人負担額:2,000円と還付上限を超えた20,000円を合わせた22,000円が個人負担となる。
以上、
ふるさと納税の仕組みが理解できましたか?
ふるさと納税の人気のお礼
ふるさと納税でもらえるお礼の品は本当に多種多用です。
お米、お肉、海産物、野菜、フルーツ、地ビール、地酒、スイーツ、ポイント、マイル、ギフト券など多種多様な物品がお礼としてもらえる自治体があります。
代表的な人気の返礼品を3つご紹介します。
北海道上士幌町
【主な返礼品】
十勝ナイタイ和牛ロースステーキセット
十勝ナイタイ和牛肩ロースすき焼き用
十勝ハーブ牛ローストビーフセット
佐賀県玄海町
【主な返礼品】
外津湾のカンパチ
玄海町上場亭PB 生ハムなど
真鯛の昆布締めギフトセット
長崎県平戸市
【主な返礼品】
平戸ウチワエビ三昧
平戸ひらめ昆布と茶漬けのセット
最高級クジラセット
ふるさと納税で現金を手に入れる方法とは?
さてこの投稿の本題に戻ります。
本来は地方に納税して、そのお礼に返礼品をもらうという制度なのに、現金を手に入れる方法があるというのです。
どういうことでしょうか?
換金性の高いふるさと納税のお礼とは?
実はふるさと納税の返礼品の中には、換金性の高いものが含まれており、一部の納税者の中で話題になっています。
かつてはQUOカードやTポイントといった露骨な返礼品(というか返戻金ですね)もあって、さすがにそれは総務省からの指導が入り、現在はなくなっています。
しかし地域限定の金券の類はいまだになくなっておらず、換金性が高く流動性があるものが人気になっているというのです。
いま最も話題になっている千葉県大多喜町の金券は、1万円以上の価格でインターネット転売されている状況です。
(画像引用:ヤフオク 2016年12月17日 22:20時点)
納税行為の一環で現金を得ようなんて考えるのは邪道でしょうか?
そんなことするのは犯罪でしょうか?
わたしはそんな風には思いません。
これも賢く生きる道と考え、徹底的に換金性の高いふるさと納税の返礼品を調べたい!と思うようになりました。
次回、換金性の高いふるさと納税の納付先について調査したいと思います!
以上、本日はここまで。
今回ご紹介したのは、言ってみればふるさと納税から現金を得ようとする手法です。
人によっては気が引けるように思われるかもしれません。
しかし現時点では法律で禁じられた方法ではないので、活用すれば良いと私は思います。
それでは!
コメント
いつも興味深くよませてもらっています。
ふるさと納税がおとくだというのは聞いていましたが、冒頭の個人負担額についての説明でやっと理解できました。
これからも投資全般についての記事楽しみにしています。
tttさん
コメントありがとうございます。
こういった激励のコメントが、明日、ブログ記事を書くモチベーションになります。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。