たかがクレカされどクレカ!申込みが簡単で手軽な楽天カードで審査落ちされるワケとは

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クレジットカードは、現在では社会的な信用を証明にも利用されるため、使わなくても持っていることは重要です。

特に、旅行や出張で海外に出たときにクレジットカードを持っていない場合、ホテルの宿泊を拒否されたり、レンタカーを貸してもらえなかったり、というトラブルが発生します。クレジットカードが浸透している海外では、日本では考えられないようなトラブルに遭遇することがあるのです。

そうした点を考えると、やはり使わなくても、クレジットカードの1枚くらいは持っていたほうがいいでしょう。

ただ、最近は、社会人になったばかりだと、銀行系のクレジットカード審査に、なかなか通らないこともあり、クレジットカードを持てないというケースもあるようです。

■申し込みも簡単な楽天カード 必ずしも審査が通るわけでない
数あるクレジットカードの中でも、楽天カードは学生や収入のない人でも申し込め、比較的審査も通りやすく、クレジットヒストリー(クレヒス)を作っていくのに向いているカードであると言われています。
年会費も無料なので維持費もかかりません。
インターネット経由で申し込みができるので、店頭に出向く必要もありません。

社会人になって最初に持つクレジットカードとしては、ハードルが低いと言えます。

ただし、そんな楽天カードでも、
申し込んだけれど審査が通らないということはあります。

そうしたチェックポイントを紹介します。

■無職で収入がないケースでは世帯収入が重要
実家が自営業で、その仕事を手伝っているようなケース。さらに家業を手伝っていて決まった給料ももらっていないケース、その都度親から必要なお金をもらっているようなケースは、無職やフリーターといった職業に該当します。

定職に就いておらず、定期収入がない場合は、住んでいる家全体の収入が審査されます。十分な収入があれば、返済能力アリと認められます。
世帯収入の金額が低い場合は、残念ながら審査に落ちてしまう可能性があるのです。

■過去に携帯の未払いなどはなかったか?
新社会人でクレジットカードを作ろうと思っている人で、学生のころに携帯電話の電話料金が未納で回線契約を解約されたという経験を持つ人は要注意です。
回線契約を強制的に解約されたことがある人は、一定期間、信用情報機関に事故歴として記録されます。

当然のことですが、クレジットカードやカードローンなどで未払いが残っている人は、現在は新たな借入金が存在していなくても、審査が通らないことがほとんどです。
未払い金が残っているのであれば、債務整理を行い、信用機関に登録されている事故歴がクリアされるまでは、新たにクレジットカードを申請しても審査に落ち続けることになります。

■直近で別のクレジットカードを申し込んでいないか?
楽天カードの申し込みと同時に別のカード会社にクレジットカードを申し込んでいるようなことはないですか? 一度に複数のカードを申し込む人の情報は共有されていることがあり、別のクレジットカードの審査が通らなかったことが分かってしまうと、有無を言わさずに審査を通さないといった対応をされてしまうことがほとんどです。

■審査を通すために必要なことは?
このように審査が比較的通りやすいと言われるクレジットカードでも、誰でもが審査に通るというわけではありません。
そして、一度審査に落ちてしまうと、半年程度は別のクレジットカードを申し込んでも、審査が通ることはないと言えます。

それでは、審査に通りやすい条件とは何か? を見てみましょう。

■定職に就いている
定職に就いていることは重要です。
それもアルバイトや契約社員などの非正規雇用ではなく、正社員であれば、審査は通りやすくなります。上場企業であれば、勤続年数に関わらず審査は通りやすくなります。

もし、上場企業ではない中小の場合は、できるだけ勤続年数が長いほうが審査は通りやすくなります。最低でも3年程度の勤続年数があるといいでしょう。

アルバイトでも同様で、半年アルバイトしているより、数年にわたって同じ職場でアルバイトをしているほうが、審査は通りやすいと言えます。

■もちろん収入は多いほうがいい
毎月10万円の収入がある人より、毎月20万円、30万円といった収入がある人のほうが、当然審査が通りやすいと言えます。

ただし、すでにクレジットカードを何枚も持っていて、延滞しがちな使い方をしている月30万円の収入がある人より、これまでクレジットカードを作ったことがなくて定職に就いている月15万円の収入がある人のほうが審査に通りやすいといったこともあります。

■楽天銀行がメインバンクだと比較的通りやすい可能性が
楽天銀行に口座を持っていて、そこに給料を振り込むようになっている人は、楽天銀行からの収入情報なども加味されるため比較的審査は通りやすくなると言われています。
しかも、楽天銀行に口座がある人の利子が優遇されたり、楽天スーパーポイントが優遇されたりといった特典もあります。

以上の注意点を踏まえていれば、まず楽天カードの申し込みで、審査で落とされることは少ないと言えます。こうした点をしっかり押さえて、賢いクレジットカードライフを送ってください。

なお自分の社会的信用を高めるには、こうした信販系のクレジットカードだけでなく、将来的には銀行系が発行するクレジットカードを持つということを見据えておくといいでしょう。


小川夏樹
記事提供:クチコミ.jp(http://kuchikomi-web.jp/blog)