タブレット端末とスタイラスペンを使ってノートを取るというのも、機種とアプリの組み合わせによっては使い勝手が良くなってきました。しかし現状ではまだ、手書きすることに関しては、紙の上にペンを走らせる方がずっと快適でしょう。

ならばということで、手書きしたものを簡単にデータとして取り込めるノートもありますが、専用ノートが高価だったりと、こちらもパッとしません。

しかし、今回取り上げる『Rocketbook Wave』なら、ノートを再利用することができますし、データ化もあっという間。さらには、クラウド保存する先をその都度選択できたりと、なかなかの逸品に仕上がっています。

紙面には、スキャンアプリのために薄くグリッドが印刷されているので、動画の0:25〜0:30あたりで確認できるように、撮り込みは一瞬で完了します。

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各ページにはページ順を記したQRコードが埋め込まれていて、どんな順番で各ページをスキャンしても、ノートと同じ順番にならべなおしてくれます。

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そのQRコードの横には7つのアイコンが配置されており、それぞれどのクラウドサービスのどのフォルダに保存するか、アプリ上で紐つけておけます。希望のアイコンにチェック(バツマーク)を入れれば、あとはスキャンするだけです。

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ノートを使い切っても、ノートと、4分の3ほど水を入れたマグカップをいっしょに電子レンジに入れて加熱すれば、インクが消えます。ただし、これには必須事項が2点

ペンには、パイロットのフリクションペンの使用が義務付けられています。そして電子レンジは、ターンテーブル付きのタイプである必要があります。ノートを入れても、ターンテーブルが回るかどうかも確認しておきましょう。

ノートの大きさは、8.5x9.5インチ(A4より少し小さい)タイプと、6.0x8.9インチ(B5より少し小さい)タイプの2種類があります。

Rocketbook Wave

(田中宏和)