前回の投稿では、セキュリテのマイクロファンドの中から”丸山珈琲とコスタリカ生産者ファンド”への投資を決意したことをご紹介しました。
(画像:セキュリテのHPより引用)
投資理由は、わたし自身が普段からコーヒーの愛飲家であること、事業が計画通りいった場合の予定利回りが10%を超えること、投資家特典が豪華であることの3点をあげていました。
投資金額ですが、なるべく効率よく特典を得るために4口:108,000円投資したいと思いました。
今回の投稿では、初めてセキュリテに投資申込みを行う際の手続きについてご紹介したいと思います。
投資込み手続きを進める最中、とんでもない事実が判明してしまいました。。。
セキュリテのファンド申込み手続き
お目当てのファンドが見つかったら、ファンドの詳細ページから下図の「このファンドを申込む」ボタンを押すと申込み手続きが開始されます。
「このファンドを申込む」ボタンを押下すると、下図のフローが表示されます。
(画像:セキュリテのHPより引用)
STEP01~STEP03
契約内容を確認したり、契約者情報を入力するステップです。
STEP02の契約者情報入力は、会員登録時にほとんど入力が済んでいるはずなので、登録内容に修正がないか確認する程度になります。
契約書確認では、契約書にありがちなもろもろの条項を読むことになります。この中にはファンドにかかる費用に関しても、以下の通り具体的な説明がなされています。
4. 本匿名組合契約に関しては、申込者に1口あたり合計27,000円及び銀行振込手数料のご負担をしていただきます。
・出資金額 :25,000円/口(上限70口、上限時出資金額1,750,000円)
・取扱手数料: 2,000円/口
・合計 :27,000円/口
・銀行振込手数料
STEP04
申込情報入力では、自分の出資金(口数)を入力します。
今回私は効率的に特典ゲットを狙うため、4口購入することにしました。
- 出資金:1口 25,000円×4口=100,000円
- 取扱手数料:1口 2,000円×4口=8,000円
- 合計:108,000円
- 出資者特典:希望する
- 決済方法:インターネットバンキング
ここで私は重要な事に気が付きました。
手数料が口数ごとにかかるので高すぎ!!
口数ごとに手数料がかかるという仕組みはいかがなものでしょうか?
ひとりの申込者が複数口を申し込む場合、本当に口数分も手数料を取る必要があるのでしょうか。
不満を言っても仕方がないのですが、改善して欲しいポイントですね。
さて気を取り直して、申込情報入力を済ませると、下図の通りSTEP1~4の申込み手続きが完了となります。
(画像:セキュリテのHPより引用)
STEP5
最後に決済手続きを行います。
私はネットバンキングでの決済を選択したので、自分が登録しておいた金融機関のネットバンキングへリンクするボタンが登場します。
リンクをクリックすると、普段使っている金融機関のネットバンキングのページが表示され、決済手続きを進めることができます。
決済に必要な情報(振込先、金額など)はあらかじめ入力されているので、金額さえ合っていることを確認できれば、決済を済ませてしまいましょう。
入金まで済ませると下図の画面に移ります。
あとは待つのみ、楽しみです。
(画像:セキュリテのHPより引用)
丸山珈琲とコスタリカ生産者ファンドの実利回りを再計算
先ほど高すぎる!と文句を言った手数料ですが、手数料込みの利回りがいくらか気になるところです。
さっそく実利回りを再計算してみました。
(画像:セキュリテのHPより引用)
売上金額が事業計画上限(橙色)まで達した場合
1口あたり利益=(源泉徴収後の分配金)ー(手数料)
つまり・・・
1口あたり利益=2,682円-2,000円=682円
利回り=682円÷27,000円=2.5%
この682円という利益ですが、銀行振込が他行扱いだったら、振込手数料で全額吹っ飛びそうですね、、、。
売上金額が損益分岐(青色)までだった場合
1口あたり利益=0円-2,000円=-2,000円
利回り=-2000円÷27,000円=-7.4%
以上から、”丸山珈琲とコスタリカ生産者ファンド”の実利回りをまとめると
- 概ね期待利回りは-7.4%~2.5%くらい、ただし銀行振込手数料がかかると2.5%は限りなく0に近づく
- ただし、売上が損益分岐ポイント未達の場合はマイナス幅が大きくなる
- セキュリテの手数料は口数にかかるため、投資額が大きくなっても利回りは変わらない
と言えます。
セキュリテの手数料高いですね~。
今回、私が出資する”丸山珈琲とコスタリカ生産者ファンド”は事業計画通りに進むと利回りが10%を超えるので元本割れしませんが、募集されているファンドを見ていると、手数料込みの利回りが必ず元本割れする案件が散見されます。
つまり、セキュリテのファンドの中には手数料をいくらか払って企業特典を得るだけのファンドも存在するということです。
何だかふるさと納税みたいですね。
以上、本日はここまで。
セキュリテに初めて投資したことをご紹介しました。
セキュリテのファンドは、てっきり利回り10%に加えて投資家特典も得られる素晴らしい投資商品だと思っていたのですが、実は手数料が高くて利回りが限りなく0に近い、もしくは案件によっては必ず赤字になるファンドもあります。
セキュリテのマイクロファンドは、わたしの中では「投資家は利益を追求せずに、融資先との繋がりを楽しむ投資程度に割り切って考えた方が良いでしょう」という結論に至りました。
それでは!
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