EAの看板シリーズ最新作も上位に

 ゲーム総合情報メディア“ファミ通”は、2016年10月の国内家庭用ゲームソフトおよびハードの売上データを発表した。集計期間は9月26日~10月30日(5週分)。

 以下、リリースより。


【家庭用ゲームソフト 月間売上本数】
1位:モンスターハンター ストーリーズ(3DS)カプコン 246,400本
2位:バトルフィールド 1(PS4)エレクトロニック・アーツ 165,866本
3位:妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ(3DS)レベルファイブ 80,912本
4位:FIFA 17(PS4)エレクトロニック・アーツ 74,777本
5位:ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-(Vita)バンダイナムコエンターテインメント 74,399本

【家庭用ゲームハード 月間売上台数】
1位:プレイステーション4 158,923台
(先月1位:プレイステーション4 147,676台)
2位:ニンテンドー3DS(合計)143,410台
(先月2位:ニンテンドー3DS(合計)112,210台)
(ニンテンドー3DSはニンテンドー3DS LL、Newニンテンドー3DS、Newニンテンドー3DS LL、ニンテンドー2DSを含んだ合計値になります)

【家庭用ゲームソフト メーカー別売上本数】
1位:エレクトロニック・アーツ 29.5万本
2位:カプコン 28.9万本
3位:任天堂 27.9万本

【2016年10月期の家庭用ゲーム市場について】
10月期最大のトピックスは、10月13日に発売された「プレイステーション VR」(ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア)です。月間の販売台数は5.2万台と、それほど目立つ数字ではありませんが、ほとんどの取扱店で品切れとなるなど、需要が供給を大幅に上回る状況となっています。今後の普及に、大きな期待を抱かせるスタートとなりました。

月間ソフトランキングでは、「モンスターハンター ストーリーズ」(カプコン/2016年10月8日発売/3DS)が24.6万本を販売し、首位を獲得しています。10月からアニメ放送が始まり、関連商品の展開も続々と予定されており、年末に向けてさらに販売を伸ばしていきそうです。

月間2位には、「バトルフィールド 1」(エレクトロニック・アーツ/2016年10月21日発売/PS4・Xbox One)のPS4版が2位にランクイン。4位には「FIFA 17」(エレクトロニック・アーツ/2016年9月29日発売/PS4・PS3・Xbox One)のPS4版も登場するなど、エレクトロニック・アーツの看板シリーズ最新作が上位に進出しています。その結果、同社は月間トータルで29.5万本を販売し、メーカー別販売本数ランキングで初のトップに立ちました。

そのほかのソフトでは、「ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-」(バンダイナムコエンターテインメント/2016年10月27日発売/Vita・PS4)が、PS Vita版とPS4版を合わせて14.1万本を販売。タイトル別では月間3位に相当する売り上げとなっています。

11月期は、やはり「ポケモン」シリーズ最新作の「ポケットモンスター サン・ムーン」(ポケモン/2016年11月18日発売予定/3DS)の売れ行きに注目が集まります。さらに「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」や、「プレイステーション4 Pro」(ともに11月10日発売予定)といった話題のハードも登場。早くも年末商戦が幕を開ける形となるだけに、ハード・ソフトともに活気のある市場になることが期待されます。

(注)ソフトの売上本数については、集計期間中に販売されたすべてのタイトルを対象としています。2種類以上のバージョンや周辺機器・本体等との同梱版が発売されているソフトのデータは、すべての種類を合計した数字となります。(発売日は前に発売されたもの、価格は通常版を表示しています)