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もくじ

シトロエンのエンブレムの由来
プジョーのエンブレムの由来
ルノーのエンブレムの由来
ブガッティのエンブレムの由来

シトロエンのエンブレムの由来

1901年、創設者のアンドレ・シトロエンはポーランドへ出向き、ダブルヘリカルギアのパテントを買い入れて事業を起こしたのがシトロエンのルーツ。そのギアを象っているのがダブル・シェブロンと呼ばれるエンブレムだ。

プジョーのエンブレムの由来

立ち上がったライオンの図案は、会社の成り立ちに関係する。初出は1847年で、もちろん当時のビジネスは自動車製造ではなく、刃物など金属製品を手掛けており、その商品の高品質を象徴するものとしてライオンのロゴを使用した。

自動車のオーナメントとして使われ始めたのは1923年で、1948年の203導入時には現在のロゴの原型ともいえるデザインが登場した。

これはプジョー発祥の地であり、自動車事業に着手したアルマン・プジョーの出身地でもあるフランス・フランシュ=コンテ地方の紋章に由来する。

ルノーのエンブレムの由来

かつてのロゴは丸かったが、1923年には輪の中に丸みを帯びた菱形が入ったものとなり、1925年には完全なダイヤ形となった。

由来は判然としないが、これはグリルを象ったものという説が有力。1972年には、それまで組み合わされていた社名が外され、太い線で構成されるシンプルなデザインとなり、これまで以上に認知されるようになった。

お次は、意外なフランス出身のメーカーだ。

ブガッティのエンブレムの由来

創業者のエットーレ・ブガッティのエンブレムを、赤い楕円にあしらったブガッティのエンブレム。

周囲の60個のドットは、豪華さを象徴する真珠という説と、エンジンのガスケットが欠乏して使うことになった安全ワイヤーという説とがある。