就活リサーチ

「第1志望です」は嘘?

 就職活動では、つい嘘をついてしまう経験をすることが多いようです。当社の調査では、就活で嘘をついたことがあると回答した学生は74・1%。ほぼ4人に3人が嘘をついていたことが分かりました。

 第1志望ではないのに「第1志望です」と嘘を言ったケースが72・6%で最も多く、「他社の選考状況を聞かれ嘘をついた」(50・3%)、「学生時代のエピソードに嘘を交ぜた」(33・9%)と続きました。

 最初の関門である「エントリーシート(ES)」と、苦手意識を持つ学生の多い「面接」では、つい自分をよく見せようと話を作ってしまうようです。

 学生が嘘をつく心境はどのようなものなのでしょうか。「すべては内定獲得のため」と必死な学生もいれば、「内定さえもらえればこっちのものなので、なんでもあり」といった声もあります。

 一方、「入社するかもしれない会社に対して、第2志望や第3志望とは言えない。どの会社に入社してもいいと思っているので、質問される意図が分からない」と指摘する学生もいます。

 学生が面接で苦手なものの一つに、「学生時代に頑張ったエピソードを教えてください」という質問があります。学生生活にはドラマのようなエピソードが必要なものと思い込み、嘘をついてしまうようです。

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