福岡市博多区のJR博多駅前の道路が大陥没した事故。実は、福岡出身で地層ファンとしても知られるタレント、タモリ(71)が、博多の地盤の弱点を言い当てていたという。どういうことか。
昨年9月に放送されたNHK「ブラタモリ」でのこと。この回は、タモリの故郷でもある博多に桑子真帆アナと訪れている。
ビル街のど真ん中にある遺跡の発掘現場を訪問。ここは、今回の事故現場と同じ市営地下鉄七隈線(3号線)の工事が行われているところだ。
この現場は、わずか3メートルほどの地層に、弥生時代から江戸時代まで5つの地層が積み重なっていることが、一目でわかるようになっていた。
さらに、その地層が海の上の砂丘に幾重にも積み重なってできたものであることを、福岡市博物館の職員らと実地で確認するという内容だった。
「図らずも、ブラタモリが博多の地盤の弱点を見抜いていました。番組内でも、遺跡に足を踏み入れたタモリが『砂ですね』と感想を漏らしていたほど。それだけ地盤が緩いということです」と放送関係者。さすがタモさん。