米コカ・コーラ、純利益28%減益 7~9月
【ニューヨーク=河内真帆】清涼飲料大手の米コカ・コーラが26日発表した2016年7~9月期決算は、純利益が前年同期比28%減の10億5000万ドル(約1097億円)だった。売上高は7%減の106億3300万ドル。ドル高の影響が重荷となったが、商品価格の引き上げ、堅調な非炭酸飲料の販売を背景に、市場予測(105億ドル前後)を上回った。
地区別では、欧州・中東・アフリカ地区と中南米地区がそれぞれ4%減少した一方、北米地区は3%増、アジア・太平洋地区は4%増だった。ソーダ類など炭酸飲料の出荷数量は世界全体で横ばいにとどまった。ボトル飲料水やスポーツドリンク、果汁系のジュース、お茶類など非炭酸飲料は出荷数量が3%増を確保し、「砂糖」離れが一段と明確になった。
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