サムスン「ノート7」、交換品が米航空機内で発煙か

サムスン「ノート7」、交換品が米航空機内で発煙か
 10月5日、米サウスウエスト航空機内で搭乗者の男性が持っていた韓国サムスン電子のスマートフォン(スマホ)から煙が出て、乗客らが避難する騒ぎがあった。写真は同社の「ギャラクシーノート7」の広告。シンガポールで9月撮影(2016年 ロイター/Edgar Su)
[ルイビル (米ケンタッキー州) 5日 ロイター] - 米サウスウエスト航空機内で5日、搭乗者の男性が持っていた韓国サムスン電子<005930.KS>のスマートフォン(スマホ)から煙が出て、乗客らが避難する騒ぎがあった。
サムスンをめぐっては、最新機種「ギャラクシーノート7」のバッテリー発火問題で、リコール(回収・無償修理)が実施されている。家族によると、米インディアナ州に住むこの男性が所有していたスマホはノート7の交換品で、約2週間前にサムスンからの通知を受け交換したという。
サムスンは、男性のスマホを今後回収して原因を調査するという。「回収するまでは今回の問題がノート7に関連しているかは確認できない」との声明を発表した。
米連邦航空局(FAA)は機内でサムスンのスマホから煙が出たことを確認したと発表。問題を調査中だとした。
米消費者製品安全委員会(CPSC)はFAA、サムスン、発煙したスマホの所有者から情報収集を行っているとし、消費者に対しては、不具合のある製品は返金してもらえる可能性があると呼び掛けた。
ノート7交換品に問題があるとなれば、サムスンの評判をさらに傷つけるだけでなく、消費者が新たな危険にさらされる可能性が出てくる。
サウスウエスト航空によると、搭乗していた乗客乗員は全員避難し、けが人はいなかった。
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