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日本法規情報は8月27日、運営する「育児休暇取得相談サポート」などの運用情報やユーザーへのアンケートを元に、「男性の育児休業についての意識調査」について発表した。

○育児休業を取りたい男性は半数以上

「男女を対象に、男性が育児休業を取ることについてどう思うか」を聞いたところ、「大変いいことだと思う」が45%、「まあまあいいことだと思う」が44%と、男性の育児休業取得に対して肯定的な意見を持っている人は全体の89%に上った。一方、「全くいいことだと思わない」と答えた人はわずかながら2%いる結果となった。

男性に「育児休業を取ったことはあるか」を尋ねたところ、実際に「育児休業を取ったことがある」と答えた人はわずか1%。男性が育児休業を取得することは法律で認められているにも関わらず、実際に育児休業を取る人はまだあまりいない結果となった。

育児休業を取ったことがない男性に、「子供が生まれた際に育児休業を取ろうと思うか」を聞いたところ、半数を超える52%が「子供ができたら育児休業を取ろうと思う」と回答した。

○仕事がらみで取らない人が約8割

男性を対象に「子どもができても育児休業を取らない理由」を聞いたところ、「職場で仕事を代わってくれる人がいないから」が27%で最多。

以下、職場環境を要因とする意見では、「給料に響くから」が20%、「職場の男性で育児休業を取っている人がいないから」が13%、「出世に響くから」が10%、「職場の上司が許してくれないと思うから」が9%と続いた。

一方、「子供の育児は母親が中心となるべきだと思うから」(11%)、「世間体が気になると思うから」(6%)という意見もあった。

調査は、2016年6月25から7月12日の間に、男性412人、女性447人の計859人を対象にインターネットで行われた。

(金野和子)