南摩ダム周辺のサウンディング型市場調査で、対象となるエリアと想定される事業(資料:鹿沼市)
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南摩ダム周辺のサウンディング型市場調査で、対象となるエリアと想定される事業(資料:鹿沼市)

 栃木県鹿沼市は2024年度に完成する南摩ダムとダム湖周辺を観光やレクリエーションなどに活用するため、サウンディング型市場調査を行う。これに先立ち、2月1日と2日に現地見学会を実施する。申し込み期限は1月26日。

 南摩ダムは、鹿沼市で独立行政法人水資源機構が進める思川開発事業。新しくできるダムとダム湖を地域活性化に活かすため、鹿沼市と栃木県、水資源機構が協力して周辺整備を進める。ダムと同じく2024年度に市民満足度の向上や賑わいを創出するような周辺施設をオープンする計画だ。

 計画策定にあたり、どんな施設が効果的か、参入意向があるか、事業アイデアなどについて民間事業者の意見を募り、2018年度に予定している事業者公募時の募集要項に反映したい考えだ。

 事業スキームは公設民営を想定しており、用地取得および施設整備の費用は市または県が負担し、運営事業者には使用料の支払いを求める。今回の調査では、中山間地域にある南摩ダム周辺の魅力を高める観光商業施設運営や、水辺や山林を利用したレクリエーションの運営など、ハード、ソフトを問わず市民満足度の向上や賑わいを創出する事業提案を求めている。対象となるエリアと、それぞれのエリアで想定している事業の内容は右の表の通り。

 調査へのエントリーは2月1日~16日、事前アンケートと提案書の受け付けは3月2日まで。対話調査は3月12日~16日に行う。調査結果の概要は3月中をめどに公表する予定だ。