自分では「うまくいっている」と思う関係でも、実はそうでもないことは往々にしてあります。要するに、遊ばれている……というパターン。それが発覚したとき、どう対応すべきか。LINEなんかで反撃すると、かえってみっともない場合もあります。そこで、“遊ばれている女の虚しい悪あがきLINE”というテーマで、悪い男たちに話を聞いてみました。

文・塚田牧夫

「私の友だち、元チーマーだから」

「七歳上の女性と付き合っていたことがあります。とはいっても、本気じゃないですよ。ちょうど彼女のいない時期だったから、ちょっと遊びのつもりで付き合っていました。

それで、本命の彼女ができたから“別れよう”って伝えたんです。そうしたら“絶対嫌だ”と、受け入れてもらえないんですよ。年甲斐もなくダダをこねるんです。

そしてついには脅しのようなことも言ってきました。LINEで“どうなっても知らないよ?”と。さらに“私の友だち、元チーマーだから”と。

チーマーって……。古いし、全然怖くないし。まだヤクザとかのほうが……。こんなつまらない女性と付き合ってた自分が情けなかったです」タスク(仮名)/27歳

急に料理の写真

「元カノとは、お互いに“都合のいい関係”という認識で付き合っていました。お互いに干渉せず、好きな人ができたら別れるぐらいの関係……だったんです。

でも、だんだん向こうの俺に対する気持ちが強くなってくるのを感じました。そろそろ別れたほうがいいな……と思い始めたころ、なぜかLINEで料理の写真を送ってくるようになったんです。

今までそんなこと一度もなかったのに。“作ったんだ〜”と手料理の写真を。まるで俺の気持ちを察して、思い留まらせるかのように。

あれこそ悪あがきでしたね。きっついな〜と思いました」ヒロム(仮名)/27歳

「絶対キレイになってやる!」

「クラブで知り合って、ときどき会ってエッチするぐらいの関係の女がいました。こっちはその関係が心地良かったんだけど、“ちゃんと付き合おうよ”って言ってきた。

その場でモメるのも嫌だったから、なんとなくお茶を濁して、後日、別れを告げるLINEを入れました。

でも、すんなりとは受け入れてもらえませんでした。だんだん面倒臭くなり、ついに決定的な言葉を送りました。“ごめん。タイプじゃない”と。

するとその子がキレた。“ふざけんな”だの“死ね”だの言ってきて、最後に“絶対キレイになってやる!”とどこかで聞いたことのあるようなセリフを送ってきました。

そういうところがタイプじゃないんだよな……と思いつつ、スパッと終わりにしました」シンヤ(仮名)/30歳

“遊ばれている女の虚しい悪あがきLINE”をご紹介しました。

理不尽なことを言われば、悪あがきをしたくなるのも分かります。でも、やっぱりみっともない。それに、そんな姿を見て彼はどう思うのか。別れ際を後腐れなくキレイに終わらせるのも、大事なのでは?

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