EXILE軍団が窮地に?”ブラック企業”報道にエイベックス怒り心頭のワケ

デイリーニュースオンライン

写真は「HiGH & LOW ORIGINAL BEST ALBUM」より
写真は「HiGH & LOW ORIGINAL BEST ALBUM」より

 ブラック企業報道で波紋を広げている芸能プロダクション・LDHをめぐり、新たな問題が浮上している。LDH所属のEXILEや三代目 J Soul Brothersのイメージが悪化するなか、レコード会社大手のエイベックス・グループが怒りを露わにしているというのだ。

「LDHとエイベックスは資本関係こそないものの、EXILEや三代目のレコード会社はエイベックス系列のrhythm zone(リズムゾーン)。また、エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長(51)は、LDH社長でEXILEのリーダーを務めるHIRO(47)の先輩であり、実質子会社のような扱いとされています。しかし、エイベックスは上場企業ということもあって、傘下にあるLDHが“ブラック企業”などと報道されると、株価への影響も考えられる。実際、エイベックス側は今回の報道にかなり迷惑しているようです」(芸能プロ関係者)

 EXILEにしろ三代目にしろ、これまではCDのヒットを連発してきたことで、エイベックスにとっても重要な位置付けのグループだったはず。しかし、“パワハラが横行する企業のグループ”といったイメージは世間に衝撃を与え、大きな話題になった。エイベックスは、自分達も巻き添えを食うことを恐れているというわけだ。

「あるエイベックス幹部は今回の報道に怒りを隠さず、『あまりこういうことが続くようなら、レコード会社を分けなければならない』と話していました。いくら資本関係を持たないとはいえ、LDHとエイベックスが手を組んでビジネスを行っていることは、素人目にも分かりますからね」(前出・関係者)

■「芸能界の悪しき慣習では済ませない」

 世間的にも、ブラック企業やパワハラは問題視されている。芸能界だからといって、先輩後輩の“なあなあ”で済まされることではなさそうだ。

「芸能界は特殊な世界で、上下関係で乱暴な言葉が飛び交うのも日常茶飯事。しかしコンプライアンス重視のこのご時世で、LDHの実態を『芸能界では当たり前』で片付けるわけにはいきませんから」(前同)

 LDHがこの経営危機を乗り越えるためには、やはり社内態勢をクリーンにすることが必須なのだろう。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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