スマートフォンの普及で、外出先で音楽を聴いたり、動画サイトを見たりすることが当たり前になった昨今、生活に欠かせないマストアイテムとなっているのがイヤホンです。2016年6月21日時点で、価格.com上に掲載されている製品だけでも、その数は1000を超えており、種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない!というユーザーも多いはず。そこで本特集では、日ごろから数多くのイヤホンに触れている価格.comマガジン編集部が、「リモコン付きBluetoothイヤホン」「ハイレゾ対応高音質イヤホン「ケーブルレスBluetoothイヤホン」「スポーツタイプイヤホン」「ノイズキャンセリング機能付きイヤホン」「低音重視イヤホン」の6つのタイプ別におすすめイヤホンを紹介します。自分だけのお気に入りイヤホンをぜひ見つけてみてはいかがでしょうか。

目次・イヤホンの種類と特徴・イヤホンで使われているドライバーユニットの種類と特徴・音漏れしない「リモコン付きイヤホン」・高音質が楽しめる「ハイレゾ対応イヤホン」・完全ワイヤレス「ケーブルレスBluetoothイヤホン」・防滴仕様の「スポーツタイプイヤホン」・騒音に邪魔されない「ノイズキャンセリング機能付きイヤホン」・低音に物足りなさを感じる人は「低音重視イヤホン

イヤホンの種類は遮音性抜群のカナル型と、長時間付けても疲れにくいインナーイヤー型が主流

イヤホンの形状は、「カナル型」と呼ばれる耳穴にしっかりと挿し込んで使うタイプのものと、「インナーイヤー型」と呼ばれる耳穴にかぶせるように浅く装着するタイプの大きく2つのタイプに分類されます。

カナル型タイプの製品は、耳の奥までしっかりと差し込んで装着するため、遮音性が高く、音漏れも少ないのが特徴です。また、耳の奥まで音をダイレクトに伝える構造のため、音質面でも有利と言われています。

カナル型イヤホン(写真はソニー「MDR-XB50」)

いっぽうのインナーイヤー型タイプの製品は、浅く装着する形状のため、長時間のリスニングでも疲れにくい軽い付け心地となっています。カナル型に比べると遮音性が低いため、比較的音漏れしやすく、周囲の音が入りやすいという特徴もあります。電車内での音漏れを気にする方が増えているため、最近ではカナル型タイプの製品が主流になっています。

インナーイヤーイヤホン(写真はオーディオテクニカ「ATH-CM707」)

インナーイヤーイヤホン(写真はオーディオテクニカ「ATH-CM707」)

イヤホンで使われているドライバーユニットの駆動方式は「ダイナミック型」と「バランスド・アーマチュア型」「ハイブリッド型」の3種類

イヤホンでは、スマートフォンやオーディオプレーヤーから届く電気信号をドライバーユニットで振動に変換して音を鳴らしています。ドライバーユニットの駆動方式はいくつかありますが、イヤホンで主流になっているのは、「ダイナミック型」と「バランスド・アーマチュア型」の2種類です。

ダイナミック型ドライバーでは、ボイスコイルと呼ばれる磁器回路に電気信号を流して電磁力を発生させ、ボイスコイル周辺に配置させたマグネットとの反応を利用し、ダイアフラム(振動板)を前後に振動させて音を鳴らしています。原理上、小型化にあまり向いていないですが、1つのドライバーユニットで広い再生周波数帯域をカバーできるため、多くのイヤホンで採用されています。サウンド的には中低域の厚みに定評があり、バランスド・アーマチュア型ドライバーに比べてパワフルなサウンドを楽しめます。

バランスド・アーマチュア型ドライバー(BAドライバー)は、ボイスコイルとマグネットの反応を利用した振幅で音を鳴らすという点はダイナミック型ドライナーと同じですが、こちらはアーマチュアと呼ばれる金属の鉄片の振動を細い棒(ドライブロッド)で振動板に伝えて振動させています。ダイナミック型より小型化が容易で、小さくても高い感度(出力)が出せるため、これまで補聴器などで採用実績がありました。解像度が高く、明瞭なサウンドが特徴ですが、原理上、ダイナミック型ドライバーに比べて周波数帯域が狭いため、ハイエンドイヤホンではバランスド・アーマチュア型ドライバーを複数搭載し、広い周波数帯域を確保しているものもあります。

ちなみに、最近ではダイナミック型ドライバーとバランスド・アーマチュア型ドライバーを組み合わせたハイブリット型の製品も登場してきています。ダイナミック型ドライバーのパワフルなサウンドと、バランスド・アーマチュア型ドライバーの解像度の高いサウンドの両方を兼ね備えているのが特徴ですが、現時点では高価なハイエンド製品での採用が中心となっています。

ダイナミック型ドライバーとバランスド・アーマチュア型ドライバーを組み合わせたハイブリット型製品も増えています(写真はオンキヨー「E900M」)

通勤・通学の満員電車でも音漏れを気にせず快適に楽しめる!リモコン付きBluetoothイヤホン

通勤・通学の満員電車の中でスマートフォンの中の音楽を楽しむなら、スマートフォンをポケットに入れたままで曲送りやボリューム調整ができるリモコン付きイヤホンがおすすめです。マイク機能が搭載された製品なら、突然の着信でもそのまま通話が可能。耳の穴の中にイヤーピースを差し込むカナル型(耳栓型)なら、遮音性も高く、音漏れを気にせずに音楽を楽しめます。

1.SHURE「SE215m+SPE-A」

SHURE「SE215m+SPE-A」

SHURE「SE215m+SPE-A」

耳にスッポリと収まるコンパクトなボディ、高い遮音性、MMCXタイプのリケーブル対応モデルながら1万円前後という手頃な価格などで、2011年の発売以来、ロングセラーを続ける大人気カナル型イヤホン「SE215」。この「SE215」をベースに、iOSデバイス向けの3ボタンリモコンとマイクを備えたイヤホンケーブルを標準付属したのが「SE215m+SPE-A」です。ドライバーユニットは、SE215と同じダイナミック型のMicroDriverを搭載。厚みのある低域が特徴的な「SE215 Special Edition」と同じサウンドチューニングを採用しています。ちなみに、SE215のハウジングはこれまでクリアー、トランスルーセントブラック、トランスルーセントブルーがラインアップされていましたが、今回のSE215m+SPE-Aはシンプルなホワイトカラーを採用しています。

2.JBL「EVEREST 100」

JBL「EVEREST 100」

JBL「EVEREST 100」

JBL「EVEREST 100」は、同社の創立60周年を記念したハイエンドスピーカー「Project EVEREST DD66000」と同じ“EVEREST”の名を冠したBluetoothイヤホン。スマートフォンとイヤホンの間に余計なケーブルがないネックバンドタイプの製品になります。BluetoothはVer.4.1に対応しており、バッテリー込みで16gという軽量ボディながら、最大約8時間のワイヤレス再生が可能。ケーブル部分に設けられたリモコンを使って、スマートフォンを遠隔操作することも可能です。また、リモコン部には、マイクを内蔵。独自の「エコーキャンセリング技術」で、高品質なハンズフリー通話も可能です。音質面では、世界最小クラスの新開発5.8mm径ドライバーを搭載。中高音域の高い解像度とタイトで力強い低音が特徴となっています。このほか、イヤーピース以外に3サイズのスタビライザーが同梱されているのもユニーク。ネックバンドタイプのイヤホンにありがちなイヤホン本体のずり落ちも防ぐことができ、きちんと耳にフィットできるようになっています。

3.Ultimate Ears「UE900s」

Ultimate Ears「UE900s」

Ultimate Ears「UE900s」

「UE900s」は、米国でハイエンドイヤホンを多数手がけるUltimate Earsのハイエンドカナル型イヤホンです。前モデル「UE900」も、その音質の高さから価格.com上でも非常に人気がありましたが、後継モデルとなる「UE900s」は、ドライバーユニット4基の配置などを見直し、音質をさらにブラッシュアップしています。また、ハイエンドイヤホンらしく、ケーブル交換が可能な“リケーブル”にも対応。付属のマイク/マルチファンクションボタン付きケーブルに交換することで、スマートフォンのコントロールにも対応します。6組のソフトイヤーチップと3組の形状記憶型フォームチップも同梱されており、イヤーチップの交換で自分好みのフィット感に調整できる点も高ポイントです。

CDを上回る高音質なハイレゾ音源を楽むなら! ハイレゾ対応イヤホン

近年、オーディオ業界ではCD(16bit/44.1kHz)を上回る情報量を持つ高音質なハイレゾ音源が大きな注目を集めています。そんなハイレゾ音源のポテンシャルを余すことなく引き出すためには、イヤホンも非常に重要な要素。ハイレゾ対応をうたっていないイヤホンでもハイレゾ音源は楽しめますし、いい音の製品もたくさんありますが、もし自分で音質の判断が付かないのであれば、日本オーディオ協会の基準をクリアした製品にのみ付与される「ハイレゾ」ロゴが付与された製品を選ぶのが確実です。

4.ZERO AUDIO「CARBO MEZZO ZH-DX220-CM」

ZERO AUDIO「CARBO MEZZO ZH-DX220-CM」

ZERO AUDIO「CARBO MEZZO ZH-DX220-CM」

「CARBO MEZZO ZH-DX220-CM」は、京都発のオーディオブランドZERO AUDIO(ゼロオーディオ)から、2016年9月に発売されたばかりのカナル型イヤホンです。カーボンとアルミのハイブリットボディを採用した「CARBO」シリーズに属する製品で、ドライバーユニットにはダイナミック型ファインチューンド・ドライバーを搭載。再生周波数帯域は6Hz〜40kHzとなっています。5,000円前後という手に届きやすい価格帯の製品ながらしっかりとハイレゾに対応するなど、コストパフォーマンスの高さが光る1台です。

5.オンキヨー「E700M」

オンキヨー「E700M」

オンキヨー「E700M」

オンキヨー「E700M」は、6〜40000Hzまでの広帯域再生が可能なハイレゾ対応のカナル型イヤホンです。カナル型イヤホンでは珍しいセミオープンタイプとなっており、密閉型に比べると遮音性は劣りますが、開放型が得意とする音の広がり感と、密閉型が得意とする豊かな低域表現の両方をちょうどいいバランスで実現しているのがポイントです。ちなみに、ケーブルはツイストケーブル仕様となっており、見た目もなかなかオシャレ。スマートフォンでの通話に便利な通話切替え機能付きコントロールマイクも用意されており、ポータブルオーディオプレーヤーだけでなく、スマートフォンとの組み合わせにも最適です。

6.ソニー「h.ear in MDR-EX750」

ソニー「h.ear in MDR-EX750」

ソニー「h.ear in MDR-EX750」

ハイレゾを強力に推進するソニーが、ハイレゾ対応イヤホンのスタンダードモデルとして投入したのが「MDR-EX750」です。ドライバーユニットの振動板に広帯域再生が可能な新形状を採用したり、振動板を駆動する磁気回路の配置見直しなどにより、ダイナミック1発のみというドライバー構成ながら、ハイレゾ再生への対応を実現しています。また、9mm径の小型ドライバーユニットを採用したことで、ハウジングが非常にコンパクトにまとまっているのも特徴。ハイレゾ対応イヤホンながら、実売価格で1万円を切る価格も魅力的です。

わずらわしいケーブルとおさらば! ケーブルレスBluetoothイヤホン

Bluetoothでスマートフォンの音楽をワイヤレスで楽しみたいけど、イヤホンのケーブルがからまるのはイヤ!という人には、ケーブルレスのBluetoothイヤホンがおすすめ。耳栓のように耳に挿し込むだけで音楽を楽しめるので、煩わしいケーブルから一気に解放されますよ!

7.オンキヨー「W800BT」

オンキヨー「W800BT」

オンキヨー「W800BT」

「W800BT」は、オンキヨーが手掛けた完全ワイヤレスイヤホンです。ドライバーユニットに8.6mm径のダイナミック型ドライバーを採用していることもあり、イヤホン本体はやや大きいですが、軽量な樹脂素材を使った筺体と耳にしっかりとフィットするスタビライザーの採用により、長時間の装着でも快適に使用できるようになっています。なお、バッテリー充電については、キャリングケースも兼ねた専用充電器を使用します。イヤホン本体に内蔵されたバッテリーでの駆動時間は約3時間と少々短いですが、専用充電器にはバッテリーも内蔵されており、専用充電器のバッテリーと合わせれば最大約15時間使用できます。

8.EARIN「EARIN M1」

EARIN「EARIN M1」

EARIN「EARIN M1」

「EARIN M1」は、本体サイズ14.5mm(直径)×20mm(奥行)、重量3.5gという超小型ボディに、ドライバーユニットや通信機能、バッテリーなどを搭載し、ケーブルレスの完全ワイヤレスを実現した耳栓型Bluetoothイヤホン「EARIN」のマイナーチェンジモデルです。基本スペックは「EARIN」と同じですが、新たにケースのカラーバリエーションとして「ブラック」が加わりました。非常にコンパクトな本体にバッテリーを内蔵しているため、再生時間はステレオモードで最大3時間と若干短いですが、付属のアルミ製カプセルに本体を装着することで、バッテリー充電を行う仕組みになっており、カプセルにバッテリーが内蔵されているので、電源が確保できない外出先でもバッテリーを充電することが可能。このほか、無料の専用アプリを使って、バッテリー残量を確認できるほか、L/Rのバランス設定、ベースブーストなどの調整も行えます。

ランニングで汗をかいても大丈夫! 防滴仕様のスポーツタイプイヤホン

音楽を聴きながらランニングやジョギングといったスポーツを楽しむ人が増えていますが、そんな人にぴったりなのがスポーツタイプのイヤホンです。各社からさまざまなタイプの製品が登場していますが、ランニングやジョギングで利用するなら、外の音が聞こえる製品がおすすめです。また、汗や雨による故障を防ぐなら、防汗・防滴仕様は必須。激しいスポーツで使うなら、ケーブルが短くてじゃまにならないワイヤレスタイプで、装着感の高い製品を選ぶのがいいでしょう。

9.Skullcandy「XTFREE」「Women's XTFREE」

Skullcandy「XTFREE」「Women

Skullcandy「XTFREE」「Women's XTFREE」

ファッション性や機能性、音質へ高いこだわりをもつアメリカ発祥のオーディオブランドSkullcandy。同社がNFLのスティーブ・ジョンソンや、世界陸上選手のダリヤ・クリシナなどのトップアスリートから調査を行って開発されたのが、スポーツ向けイヤホン「スポーツライン」のハイエンドモデル「XTFREE(エックスティーフリー)」です。耳穴の複雑な形状にフィットするように設計されたヒレ状の「FIT FIN」、汗などの水分を含むとグリップ力が増す独自の特殊素材イヤーピース「スティッキーゲル」、耳穴へ角度をつけることで外耳へのフィット感を高める「Fix」から構成される独自の「トリプルロックテクノロジー」を採用し、運動強度が高いシーンにおいても、高い装着性を実現しているのがポイントです。ちなみに、本製品は女性向けに設計した「Women'sスポーツライン」にも「Women's XTFREE」というバリエーションモデルがラインアップされています。こちらには、耳の穴が小さい女性にあわせたサイズのイヤーピースが標準で同梱されているので、女性の方にオススメです。

10.beats by dr.dre「Powerbeats2 wireless」

beats by dr.dre「Powerbeats2 wireless」

beats by dr.dre「Powerbeats2 wireless」

beats by dr.dre「powerbeats2 wireless」は、アスリート向けに開発された「Beats powerbeats2」をベースにしたBluetoothイヤホンです。アスリート向けということで、本体からケーブル、コントローラーまでIPX4相当の耐汗・耐水設計を採用しています。また、「Beats PowerBeats2」の特徴でもあるフレキシブル・アームを引き続き採用。スポーツシーンでも快適に使える高い装着感を実現しています。さらに、おしゃれなヘッドホンの代名詞ともいえるbeats by dr.dreの製品ということもあり、カラーバリエーションが非常に豊富なのも魅力。なお、バッテリー駆動時間は最長6時間。急速充電にも対応しており、15分間の充電で1時間の利用が可能です。

外部のノイズを一切遮断! ノイズキャンセリング機能付きイヤホン

電車内や航空機内などのまわりの激しい騒音にじゃまされずに音楽を楽しみたいなら、ノイズキャンセリング機能付きイヤホンがおすすめです。ノイズキャンセリングには、「パッシブノイズキャンセリング」と「アクティブノイズキャンセリング」の大きく2種類がありますが、ノイズキャンセル能力が高いのは「アクティブ」のほうです。マイクを使って集めたまわりの騒音を積極的に消していく「アクティブノイズキャンセリング」なら、騒がしい場所でも集中して音楽が楽しめます。

11.Bose「QuietControl 30 wireless headphones」

Bose「QuietControl 30 wireless headphones」

Bose「QuietControl 30 wireless headphones」

世界で初めてノイズキャンセリング搭載製品を製品化したBOSEが、満を持して投入した「QuietControl 30 wireless headphones」。Bluetooth接続に対応した同社初のノイズキャンセリング対応ワイヤレスイヤホンで、左右のイヤホンに搭載された合計6個のマイクを使ったアクティブノイズキャンセリング機能を利用できます。さらに、QuietControl 30 wireless headphonesでは、新開発の「可変ノイズキャンセリング」機能を搭載したのもポイント。音量を調節するかのように、ノイズキャンセルのレベルをユーザー自身でコントロールすることができます。なお、内蔵バッテリーでの連続駆動時間は約10時間となっています。

12.ソフトバンクC&S「SoftBank SELECTION Smart Quiet W-7000NC」

ソフトバンクC&S「SoftBank SELECTION Smart Quiet W-7000NC」

ソフトバンクC&S「SoftBank SELECTION Smart Quiet W-7000NC」

ソフトバンク自ら企画・開発・デザインを行っているモバイルアクセサリーブランド「SoftBank SELECTION」から発売された「Smart Quiet W-7000NC」は、ノイズキャンセリング機能を備えた、Bluetoothワイヤレスイヤホンです。クリップ機能を備えたスクエア形状の本体には、曲送りやボリューム調整ができるリモコンボタンや通話用のマイク、ノイズキャンセリング機能のON/OFFスイッチなどを搭載。ノイズキャンセリング機能は、イヤホンハウジング部に用意された専用マイクを使うアクティブノイズキャンセリング方式となっており、最大マイナス25dBのノイズキャンセリングレベルを実現しています。バッテリー駆動時間も、アクティブノイズキャンセリングON時で約9時間と比較的長いのもうれしいポイントです。

13.ソニー「MDR-NWBT20N」

ソニー「MDR-NWBT20N」

ソニー「MDR-NWBT20N」

ソニー「MDR-NWBT20N」は、イヤホンとレシーバーの2つのパーツで構成されたBluetoothイヤホン。付属のマイク付きイヤホンと組み合わせることで、周囲からの騒音を約98%カットする「デジタルノイズキャンセリング機能」が利用できる仕組みになっています。また、独自の「AIノイズキャンセリング機能」を搭載。同機能をONにすると、周囲の騒音を分析し、最適なノイズキャンセリングモードを自動選択してくれます。このほか、レシーバーにNFC機能を搭載しており、NFC対応のスマートフォンやポータブルオーディオプレーヤーであれば、ワンタッチでペアリング接続が可能。なお、バッテリー駆動時間は、ノイズキャンセリング機能オン時が約8時間、ノイズキャンセリング機能オフ時が約9.5時間となっています。

豊かで迫力のある低音が楽しめる「低音重視イヤホン

イヤホンで音楽を聴いてて、“重低音が少なくて物足りない”と感じたことがある人も多いはず。そんな人にオススメなのが、重低音を重視したイヤホンです。聴く音楽ジャンルやリスニング環境の変化で、イヤホンにも低音重視を求める人が増えてきたということもあり、最近では低音の再生を重視した製品シリーズが数多くラインアップされています。低音を重視するなら、そういった製品から選ぶのがよいでしょう。

14.オーディオテクニカ「SOLID BASS ATH-CKS1100」

オーディオテクニカ「SOLID BASS ATH-CKS1100」

オーディオテクニカ「SOLID BASS ATH-CKS1100」

“圧倒的な低域表現”をコンセプトにしたオーディオテクニカの「SOLID BASS(ソリッドベース)」シリーズ。イヤホンタイプ最上位モデルで、「ハイレゾ」対応製品として発売されたのが「SOLID BASS ATH-CKS1100」です。2基の12.5mmドライバーを向かい合わせに配置し、向かい合う2つのマグネットで磁力を飛躍的に高めて重厚な低域を再生する独自の「デュアルフェーズ・プッシュプル・ドライバー」を採用し、SOLID BASSシリーズならではの重厚な低域と高い解像度を両立。低音重視モデルとしてだけでなく、ハイレゾ対応イヤホンとしても非常にレベルの高い製品に仕上がっています。

15.ソニー「MDR-XB70」

ソニー「MDR-XB70」

ソニー「MDR-XB70」

重低音を重視したソニー「EXTRA BASS」シリーズのメインストリームモデルが「MDR-XB70」です。低音再生のさらなるパワーアップを目指し、「ベースブースター」と呼ばれる新技術を取り入れたのが最大のポイントで、ドライバーユニットから鼓膜までの気密を高めつつ、ドライバー内の通気抵抗をコントロール。低域の振動板の音を最適化することにより、タイトな低音再生を実現しています。ドライバーユニットは、新開発の12mmドライバーユニットを採用。ドライバーユニットがコンパクトになったことで実現した、耳の奥までしっかり装着できる「アングルドイヤーピース方式」により、遮音性と装着感も大きく向上しています。


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