東芝

パソコン事業、単独で…社長「自力再生にめど」

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インタビューに応じる東芝の綱川智社長=東京都港区で2016年6月23日、小川祐希撮影
インタビューに応じる東芝の綱川智社長=東京都港区で2016年6月23日、小川祐希撮影

 経営再建中の東芝は23日、他社との統合を検討していたパソコン事業について、単独で継続していくことを初めて明らかにした。22日付で就任した綱川智社長(60)が毎日新聞の取材に応じ、「統合しなくても自力で再生できるめどがついた」と話した。

 東芝は赤字だったパソコン事業を4月に分社化したが、昨年12月ごろから富士通のパソコン子会社や、ソニーから独立したVAIO(バイオ)と3社での統合を検討していた。しかし、「統合しても生産規模が小さく、メリットがない」「製造拠点の統廃合は認められない」などと協議は折り合わず、4月中旬に交渉は決裂した。

 東芝は2013年から海外のパソコン事業の縮小や主力製品を一般消費者向けから企業向けに切り替えるなど構造改革を進めてきた。今年度は赤字から脱却できる見通しとなり、綱川社長は「これからは黒字化も可能だ」として統合せずに単独で事業を続ける考えを示した。

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