Android 5.0 Lollipopベースの独自OS「Remix OS」を搭載した24インチのオールインワンPCが登場
Android 5.0 LollipopベースのカスタムOS「Remix OS」の開発元であるJide Technologyが、HD液晶ディスプレイメーカーのAOC Monitorと提携し、Remix OSを搭載した24インチのオールインワン型デスクトップPCを発表しました。
Remix OS on AOC Mars All-in-One PC - YouTube
コレがRemix OS搭載のオールインワンPC。ディスプレイ解像度は1080p、ディスプレイサイズは23.8インチで、前面下部にはAOCのロゴが刻印されています。
背面にはUSBポート4個、HDMIポート2個など、各種ポートを搭載。
ディスプレイ部は薄さわずか9.9mm。本体下部の薄さは13.3mmです。
ARM Coretex-A53チップを搭載し、4K 60fpsの動画再生も可能。
オールインワン型PCのため、セットアップは電源プラグをコンセントに差し込み……
PCの背面と接続するだけと、非常に簡単。
OSはAndroid 5.0 Lollipopをベースにした独自OSのRemix OS 2.0を搭載。
電源ボタンは、各種メニューボタンとともに背面左下に搭載されています。
USBポートが4個あるので、キーボードを接続したり……
マウスを接続したりすることが可能。
デスクトップ画面は以下のような感じ。画面右下に時計やインターネット接続などのメニューが表示されています。
インターネットブラウザには、Chromeを標準搭載。
ブラウジング中の様子。
スタートメニューにはAndroid向けアプリが並んでいます。なお、Google Playなどを含むGoogle Mobile Serviceを端末に標準搭載するには、有料の互換認定テストを通過する必要があるため、Remix OSは最新版の2.0.307以降はGoogle Mobile Serviceを搭載しないことを発表しています。最新版へアップデートしなければ、AndroidアプリをRemix OS搭載端末で使い続けることが可能とのこと。
ヘッドホンジャックは各種ポートと共に本体背面に搭載。
キーボードショートカットも利用可能です。
ショートカットを使って、起動中の複数のアプリを切り替えている様子。
動画再生も可能。
外部記憶装置を接続して……
ファイルマネージャーを起動。
ファイルマネージャーのUIはこんな感じ。
Wordを起動中の様子。
画像を追加したり、サクサクと文書を作成可能なようです。
アプリを終了するには、メニューバーのアプリアイコンを……
メニューバーの外にドラッグ&ドロップします。
PCのシャットダウンはスタートメニューの電源ボタンから行うことが可能です。
Remix OS搭載オールインワンPCは、企業向けに開発されていますが、世界的な出荷はまだ開始されていません。Remix OS for PC自体は以下のページから無料でダウンロード可能となっています。
Remix OS for PC - Android Re-engineered for PC Productivity
http://www.jide.com/remixos-for-pc