【11月19日 Relaxnews】中国の航空機メーカー、中国商用飛機(COMAC)が、当初の計画から大幅に遅れていた同国初の国産リージョナルジェット旅客機「ARJ21」の納入を2015年末までに実施すると、国営新華社(Xinhua)通信が10日、伝えた。

 新華社の報道によるとCOMACは、今年11月後半もしくは12月前半に、同国の航空会社、四川航空(Sichuan Airlines)傘下の成都航空(Chengdu Airlines)にARJ21を納入する予定だという。

 COMACは2007年にARJ21の初号機を完成させ、続いて2008年に同機の初飛行を実施。2009年には航空会社へ引き渡す計画だった。

 ARJ21の座席数は78〜90席で、飛行距離は2225キロ。また、新華社によれば、累計受注数は300機を超えているという。

 成都航空のウェブサイトによると、同社はエアバス(Airbus)A320型機を19機保有し、国内で50以上の路線を運航している。

 成都航空はARJ21を、中国南西部の成都(Chengdu)と、北京(Beijing)や上海(Shanghai)などの主要都市を結ぶ路線に投入するとしているが、具体的な日程については明らかしていない。(c)Relaxnews/AFPBB News