【3月19日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2015)は18日、各地でグループリーグの第3節が行われ、グループHの鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)は3-4で広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)に敗れた。

 2013年大会王者の広州恒大に所属するリカルド・グラール(Ricardo Goulart)は、この試合で2得点の活躍をみせ、大会得点王争いでトップに立つ実力を示した。

 中国スーパーリーグ史上最高額で加入したグラールは、今大会3試合で6得点を記録しており、ファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)監督が指揮を執る広州は、これで2位に勝ち点5差をつけてグループHの首位を独走している。

 中国スーパーリーグ王者の広州は、鹿島に一時リードを奪われたものの、ブラジル人選手の活躍で逆転に成功した。

 広州は前半9分、グラールがFKからノーマークでヘディングシュートを決めて先制点を挙げた。

 対する鹿島は、前半36分に高崎寛之(Hiroyuki Takasaki)のゴールで同点に追いつくと、後半7分には土居聖真(Shoma Doi)のゴールでリードを奪った。

 しかし、広州は後半13分、FKからエウケソン(Elkeson de Oliveira Cardoso)がゴールを決めてすぐさま同点に追いつくと、後半16分にはエウケソンが倒されて失ったボールをグラールが拾い、自らドリブルで持ち込んでシュートを決め、逆転に成功した。

 その後、途中出場の趙旭日(Zhao Xuri、チャオ・シュリー)が終盤に追加点を挙げた広州は、鹿島の反撃を柴崎岳(Gaku Shibasaki)の1点に抑え、点の取り合いとなった試合を制した。(c)AFP