【5月11日 AFP】14-15イタリア・セリエAは10日、第35節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)が2-1でラツィオ(SS Lazio)に勝利した。

 元ラツィオのエルナネス(Anderson Hernanes)が2得点を挙げ、インテルは2人の退場者を出したホームチームを退けた。

 ラツィオは前半8分、左サイドのフェリペ・アンデルソン(Felipe Anderson)の見事な組み立てから最後はアントニオ・カンドレーヴァ (Antonio Candreva)が先制点を決めた。

 しかし、ラツィオのDFマウリシオ(Mauricio dos Santos Nascimento )がゴール前に抜け出したロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)を倒してレッドカードを受けた直後の同26分、エルナエスは3年半を過ごした古巣から先制点を奪うと宙返りでゴールを喜び、ラツィオのサポーターをいらだたせた。

 同点で迎えた後半16分、勝ち越しゴールを狙ったマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)がラツィオのGKフェデリコ・マルケッティ(Federico Marchetti)に倒され、インテルがPKを獲得。しかし、退場処分となったマルケッティの代わりに投入された控えGKエトリト・ベリシャ(Etrit Berisha)が、イカルディの力のないシュートを防いだ。

 それでもエルナエスは同39分、パラシオの巧みなフリックに抜け出すとラツィオの傷口に塩を塗るかのように決勝点を挙げ、インテルは勝ち点を52に伸ばしてヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)出場圏内へ勝ち点3差と迫った。

 一方、敗れたラツィオは勝ち点63のままとし、2位ASローマ(AS Roma)と同1差の3位を守った。(c)AFP