多くの経営幹部はイノベーションをR&Dに期待する.しかし,それは世の中の文化までを変える産業構造の変革なのだろうか? 特にICT分野のR&Dは自らの責任を技術開発(インベンション)と商用化に対するリソース提供という範囲に矮小化していないだろうか.それではまるでR&D as an engineering resourceだ.日本の多くの経営者はICTを技術の一つに過ぎないと認識し,産業競争力の源泉にならないと考えている.この考えを打破したい.R&Dそのものが経営と一体となって事業を生み出すべきだ.海外の伝統的企業各社でさえも自社のコンピテンスをデジタル化、サービス化している.企業のマインド変革、人材、サービスの企業間の流動性を高めていく必要がある.R&Dを再定義したい.
社内外に仲間を作って少しづつ岩を掘る。いつか小さな穴が開く。穴が開けばそれを広げれば良い。大言壮語、でもやることは地道な穴掘り。39worksは花火じゃない。地べたの穴掘りです。
http://www.gakkai-web.net/gakkai/ieice/G_2016/Settings/html/program/kikaku.html
TK-7. トップが語る研究開発の新たなスタイル:ICTの明日はどっちだ?
(ビジネス創造チャレンジ企画WG)
3月15日 13:30〜16:40 西講義棟 2F 第1講義室 座長 森川博之(東大)・川村龍太郎(NTT)
講演時間:各20分
座長挨拶:10分
TK-7-1 イノベーションに向けたR&D変革
栄藤 稔(NTTドコモ)
TK-7-2 IoT時代のビジネスモデル創造
島田啓一郎(ソニー)
TK-7-3 顧客協創によるイノベーション創生
鈴木教洋(日立)
TK-7-4 IoT時代の価値創造に向けて
望月康則(NEC)
TK-7-5 将来研究のマネージメント
堀 修(東芝)
TK-7-6 フィールドから始まる情報学
石田 亨(京大)