【10月19日 AFP】ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)は18日、準々決勝が行われ、アルゼンチン代表が43-20でアイルランド代表を下し、準決勝進出を決めた。

 ニコラス・サンチェス(Nicolas Sanchez)にけん引されたアルゼンチンは、けが人が続出していたアイルランドを退け、この日行われたもう1試合の準々決勝でスコットランドに勝利したオーストラリアと準決勝で戦うことが決まった。同国の大会4強入りは2007年大会以来2度目で、当時を知る選手も多く代表に残っている。

 ロス・プーマス(Los Pumas、アルゼンチン代表の愛称)は序盤、マティアス・モローニ(Matias Moroni)とファン・イモフ(Juan Imhoff)のトライ、さらにサンチェスのキックで17-0と大きくリードを奪ったが、アイルランドはルーク・フィッツジェラルド( Luke Fitzgerald)のトライ、イアン・マディガン(Ian Madigan)のコンバージョンとペナルティーゴールで追い上げた。

 アイルランドは後半に入りジョーディー・マーフィー(Jordi Murphy)のトライとマディガンのキックで試合に生き残ったものの、アルゼンチンは終盤にホアキン・トゥクレ(Joaquin Tuculet)とイモフがインゴールを陥れた。司令塔のサンチェスは試合を掌握し、5本のペナルティーと4本のコンバージョンを決め、23得点を挙げた。

 アルゼンチンは5連敗を喫していたアイルランドから、2007年のW杯1次リーグ以来となる白星を挙げている。

 一方のアイルランドは、主将のポール・オコンネル(Paul O'Connell)、ジョナサン・セクストン(Jonathan Sexton)、ピーター・オマホニー(Peter O'Mahony)、ジャレッド・ペイン(Jared Payne)を負傷で欠き、さらにショーン・オブライエン(Sean O'Brien)が出場停止処分を受けていた。(c)AFP