今月実施した「教えて下さい、あなたの恋愛事情!」のアンケートへのご回答、ありがとうございました!

アンケートの中で「異性に求める理想の職業は?」という質問をしましたが、果たしてどの職業が東カレ読者にはモテるのか? その結果を発表したいと思います。モテる職業はこれだ!

有効回答数:574
男女比:男性77(14.2%)、女性467(85.8%)
()内の支持率は有効回答数の中でそれを選択した人の割合を示します。


10位:広告代理店(支持率14.6%)

まずはトップバッター、広告代理店が無難にトップ10入りを果たした。男女別で見ると、以下の支持率であり、ほぼ同率である。
・男性12位(支持率14.3%)
・女性10位(支持率14.6%)

いつの時代も、根強く人気の広告代理店。企業の商品やサービスのプロモーションという派手な場を司る仕事のため、そこに従事する人達のコミュニケーション能力はかなり高く、話題も豊富。くたびれた外見ではクライアントからの期待値もだだ下がりのため、外見も男女ともにスタイリッシュな人が多いのが特徴だ。

一方で、仕事が重なってきたときの激務っぷりは祭の様相を呈する時もあり、一般的なイメージに比べて泥臭く、ガッツあふれる職種である。会社に籠ってばかりでは情報も錆びてくるからと、半ば仕事のように、激務の後にも颯爽と飲みに繰り出すタフネスさも特筆である。

キャリアが長くなるにつれ、収入面でも開きが大きくなる業界であり、恋愛相手としては「勝ち馬」を見定める目利きが必要かも!?



9位:会計士(支持率17.4%)

9位は会計士。派手なイメージの広告代理店を抑えての9位に、まだまだ根強い「資格職業のブランド」を見る事ができる。
男女別で見ると、以下の支持率であり、明らかに女性からの支持が高い。
・男性19位(支持率9.1%)
・女性9位(支持率18.4%)

超難関の国家試験で合格率10%程度と、そもそもなるのが難しい公認会計士。やはり、公認会計士=知性が高いという、初期設定のアドバンテージは捨てがたい。
ただし、ここで要注意点は、野村総研が発表した「人工知能(AI)やロボットなどによる代替可能性が高い100種の職業」において、会計士がリストアップされた点。20年後、30年後に今と同じステータスでいられるかは若干リスキーな雲行きである。

ちなみに、「家のお金の管理がしっかりとしていそう」という声もあったが、実際は、「家の事は全然ダメ」という会計士自身からの声も多数。遊ぶ人はどんな職種でも遊びまくる。デートでしっかりと見極めていただきたい。



8位:弁護士(支持率17.6%)

8位は弁護士、ここでランクイン。男女別で見ると、以下の支持率であった。
・男性19位(支持率9.1%)
・女性8位(支持率19.1%)

弁護士といえば一昔前まで、もう少しモテる職業だというイメージがあったが、なんとも微妙な結果に。東カレでも、弁護士婚活事情という連載をこの春に実施して大きな反響を呼んだが、そこで触れたように、最近は弁護士が増えすぎて儲からないと思われていたり、職業柄、アドバイスしたがりだったり、自己主張が強い傾向はあるかもしれない。

しかし、人を助けたいという正義感と、地道に努力する忍耐力、トラブルに動じない落ち着きと、切った張ったの交渉力。恋人として抜群の頼りがいだが、喧嘩をしたら極めてやっかいな相手となるかも!?



7位:研究者(支持率19.7%)

研究者が7位。何の研究かさえ言及せず、「研究」というバクっとした言葉での投票であったが、弁護士をおさえてのランクイン。男女別で見ると、以下の支持率であった。
・男性16位(支持率13.0%)
・女性7位(支持率20.8%)

研究者がモテるとは何事か!という昔のイメージとはずいぶんと様子が変わってきている。今やゼネラリストよりもスペシャリストの時代。なんでも要領よく捌くオールラウンダーよりも、これからの時代は未来の可能性が大きいと考える人が確実に増えてきている。
また、ハイランクな研究者ともなると、かなりの高給でリクルーティングされる存在であり、一攫千金に近い所得も夢ではない。

一方で、相変わらず男性は大学時代の頃から文系に比べて課題や研究も忙しい上に、そもそも男性比率が高いので遥かに女性と出会う機会が少なく、異性への免疫が少ない。
将来のノーベル賞受賞者夫人を目指して、一気に仕留めるなら今のうちかも!?


6位〜4位:医者はまさかのトップ3ならず!?


6位:IT関係(21.0%)

6位はIT関係。流行りのWEBサービス企業から、ゴリゴリのSI系大企業まで、一言で「IT」と言っても今は幅広い仕事内容であるが、一時のITブームが沈静化したといっても、相変わらずの人気である。男女別で見ると、以下の支持率であった。
・男性18位(支持率11.7%)
・女性6位(支持率22.5%)

日本でも2020年から小学校でプログラミングが必修化されるように、これからの時代に必要とされる将来性が高いところも人気の理由か。
ただし恋愛対象としては要注意。特に企業向けITを生業にしている会社は、とにもかくにも労働時間が長い。サクラダファミリアばりに、仕事の「区切り」が無いのである。
ワークライフバランスが重要視される昨今、労働環境はかなり改善されつつあるが、それでも地獄の納期にむけて朝から晩まで仕事まみれという人は多い。

恋愛しても、日曜日くらいしかまともに会えない ⇒ 会えないから自然と同棲しはじめる ⇒ 忙しすぎて浮気とかありえない ⇒割と早めに結婚していく、という黄金パターンも確立されており、軽い気持ちで付き合った相手と結婚、などという流れにならないように気を付けたい。



5位:医者・医療関係(支持率25.3%)

ここでお医者さんが5位にランクイン。男女別で見ると、以下の支持率であった。
・男性2位(支持率26.0%)
・女性5位(支持率25.1%)

男性支持率2位というのは、なんだか夢見すぎな感もあるが、男性は相変わらず、献身的で面倒見が良いイメージの看護師や美人女医に惹かれているのかもしれない。

東カレでも昨年ドクターたちの恋愛事情という連載をし反響を呼んだが、女性の場合は、やはり勤務医ではなく開業医に憧れるのだろうか?

東京カレンダーの雑誌を読んでくれている職業では、お医者さんはかなりの上位であり(ありがとうございます!)、グルメな先生方が多いのは間違いない。白衣を脱いだ夜は、お洒落なレストランでワイングラスを傾ける。そんなイメージも、割と現実なのである。

これからの高齢化社会において、医療は日本の将来を左右する重要な職業。社会貢献性と生活水準の高さ双方を兼ね備えた職業は、まだまだ人気だ。



4位:企業経営者・個人事業主(支持率26.7%)

4位は企業経営者・個人事業主。男女別で見ると、以下の支持率であった。
・男性10位(支持率16.9%)
・女性4位(支持率27.4%)

言葉を変えると社長。そりぁ人気だろう、という結果ではあるが、「時間の融通がききそうだから」という声が多数。
雇われ社長ならその限りではないが、オーナー社長や、飲食店など自分の店を開いた人、クリエイティブ系の職種で独立した人など、確かに「時間よりも密度で勝負」というワークスタイルの人が多いのは事実。

女性からの支持率が高いのは、やはり夢に向かっての行動力が高い人、と感じると同時に、成果を収めていれば高収入も見込めるというところだろうか。
ハイリスク・ハイリターン。だがしかし、起業するバイタリティのある人は、一度や二度転んだところで、「食うだけならどうにでもしてみせる」というオーラが、異性を強烈に惹き付けるのかもしれない。


トップ3は?やはり安定のあの職業が強かった!!


3位:金融関係(支持率27.4%)

3位は金融関係。男女別で見ると、以下の支持率であった。
・男性3位(支持率24.7%)
・女性3位(支持率27.6%)

男女ともに3位に支持された金融関係。金融といっても、都市銀の人と証券会社のトレーダーでは随分とキャラクターとしての雰囲気が異なるが、やはり一定の下積み期間を経た後の年収は大きな魅力。

「固そう」というイメージ裏腹に、仕事柄、知識欲が豊富で、ビジネスやカルチャーに関わらず常に最新のトレンドを把握している点も特徴で、「実は話すと面白い」「お食事会で、会話自体が面白い」などという声も多数。

高給かつ有能な人が多く、基本的には真面目で堅実、かつ話も面白いときたら、よほど見かけが変でもない限りは、モテ職業というのも頷ける。
これが外資系金融マンとなると、派手さという点で様子が違う方向に変わってくるが、スタイリッシュさも身に着けはじめた昨今の金融マン達は、暫く春が続きそうである。



2位:商社(支持率27.9%)

でました商社。堂々の2位である。男女別で見ると、以下の支持率であった。
・男性12位(支持率14.3%)
・女性1位(支持率29.8%)

この女性からの圧倒的な支持率。日本における商社の異様なモテ具合は、一体どういうことなのか。

東カレでも、東京人生ゲームという大人気連載の中で、主人公の拓哉が務めていたのが総合商社で、合コンでもかなりモテていました。

大手商社ともなれば、一度は海外赴任の話もあり、駐在妻としての予想もしなかった人生が開ける可能性もあり。

だがここでも要注意。
シンガポール大逆転:日本からは勝ち組に見える駐妻は、現地日本人の中では最下層クラスなんていう恐ろしい記事もあるように、必ずしもハッピーとは言えない結婚生活も待っているとか。

最近では、商社のキャリアを経て、企業する人も多数。「仕入れて、切り拓いて、売る」というビジネスの根本を教えてもらえる商社での経験がアドバンテージとなり、商社出身の企業家の成功率は高いとか。
ダイナミックな結婚生活が待っていそうですね。



1位:公務員(支持率28.6%)

そして1位はなんと公務員。男女別で見ると、以下の支持率であった。
・男性4位(支持率23.4%)
・女性2位(支持率29.3%)

やはり景気の先行きが露骨に表れる職業ランキング。都知事問題で揺れる期間のアンケートにも関わらずのこの結果は、今の世相を如実に表したものと言えるでしょう。

と言っても、いわゆる「安定した公務員」という昔からの人気要素もあるが、最近では少し傾向が異なり、「仕事の意義深さ」にスポットが当たっているのが特徴。
いつ終了するかわからないような流行りのWEBサービスに従事するよりも、グローバル化が急速に進む日本の先行きに対して、本気で貢献したい、という志の高い人材が集まる職場は、一瞬かなり様子がおかしそうでも、なんとも情熱的で魅力的な人が多いとのうわさ。

官僚など、一部の国家公務員の激務っぷりはもはや常軌を逸して笑い話化しているレベルのところもあるので、若年での恋愛段階においては実は頓挫率が高いとも言われるが、その分ゴールした時の達成感たるや別格。

国を牽引する人との恋愛。なんとも甘美な響きである。


最後に男女別のモテ職業ランキングを一挙公開!


■東カレ読者が選んだ異性に求める理想の職業ランキング

男女で支持率に大きな差があった職業も見られた。
男性の一位は美容関係。接客業なので話しやすくておしゃれ、美人が多いイメージが影響したのだろうか。男性四位のファッション関係も同じ理由で支持されたのかもしれない。

対して女性にとっては、上に挙げた職業の男性は人気がないようだ。仕事が忙しそうなのと、人気スタイリストや売れっ子ファッションデザイナーなどになれないと収入が厳しいイメージ、さらには接客業故に出会いが多くモテるイメージがあるのかもしれない。


男性からの支持率順ランキング

1位:美容関係(29.9%)
2位:医者・医療関係(26.0%)
3位:金融関係(24.7%)
4位:公務員(23.4%)
4位:ファッション関係(23.4%)

6位:芸能人・モデル(22.1%)
7位:パイロット・CA(20.8%)
8位:シェフ・飲食関係(19.5%)
9位:クリエイター・デザイナー(18.2%)
10位:企業経営者・個人事業主(16.9%)

11位:マスコミ・メディア関係(15.6%)
12位:商社(14.3%)
12位:広告代理店(14.3%)
12位:作家・芸術家(14.3%)
15位:教授・教師(13.0%)
15位:研究者(13.0%)

17位:IT関係(11.7%)
18位:何でも良い(10.2%)
19位:弁護士(9.1%)
19位:会計士(9.1%)
19位:ミュージシャン(9.1%)
22位:スポーツ選手(7.8%)


女性からの支持率順ランキング

1位:商社(29.8%)
2位:公務員(29.3%)
3位:金融関係(27.6%)
4位:企業経営者・個人事業主(27.4%)
5位:医者・医療関係(25.1%)

6位:IT関係(22.5%)
7位:研究者(20.8%)
8位:弁護士(19.1%)
9位:会計士(18.4%)
10位:広告代理店(14.6%)

11位:パイロット・CA(13.1%)
12位:マスコミ・メディア関係(12.6%)
12位:クリエイター・デザイナー(12.6%)
14位:教授・教師(10.1%)
15位:何でも良い(8.2%)
16位:シェフ・飲食関係(6.9%)

17位:作家・芸術家(6.2%)
17位:スポーツ選手(6.2%)
19位:芸能人・モデル(4.7%)
20位:ミュージシャン(3.6%)
20位:美容関係(3.0%)
22位:ファッション関係(3.0%)



異性に求める理想の職業(男性年代別トップ3支持率)



異性に求める理想の職業(女性年代別トップ3支持率)


いかがだったであろうか?
昔から人気の職業、人気が急進している職業様々であったが、恋愛において、「その人が何の仕事をしているか」は避けて通れない重要な要素。

何十年もその仕事をしていれば、いつしか性格もその仕事に向いた性格に仕上がるものである。
今向き合っている恋愛相手がその仕事を経て、やがてどのような人間になるかを想像するのも、楽しいかもしれませんね。