【3月24日 AFP】14-15NBAは23日、各地で試合が行われ、リーグ屈指のポイントゲッターであるジェームス・ハーデン(James Harden)が44得点を記録したヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)は110-100でインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)に勝利した。

 19日のデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)戦でキャリアハイの50得点を記録したハーデンは、3本の3ポイントシュートを含めて21本中10本のフィールドゴール(FG)を沈めると、22本中21本のフリースローにも成功した。

 21日に行われたフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)戦の敗北から巻き返し、最近の5試合で4勝目を記録したロケッツは、今季の通算成績を47勝23敗とし、ウエスタンカンファレンスでは3位、リーグでは4位につけている。

 チーム全体で、24本中13本の3ポイントシュートに成功したロケッツは、サウスウエストディビジョンで首位に立つメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)に2.5ゲーム差で食い下がっている。

 ロケッツは、リザーブのジョシュ・スミス(Josh Smith)が18得点、さらにドナタス・モティユナス(Donatas Motiejunas)が17得点、トレバー・アリーザ(Trevor Ariza)がこの試合最多の11リバウンドを記録するなど、センターのドワイト・ハワード(Dwight Howard)を故障で欠きながらも、プレーオフ進出に向けて得点源の厚みを誇っている。

 スミスは、「故障者がいなくなれば、今年のチームは特別なことを成し遂げる予感がする」と語り、「プレーオフに向けて、結果を残すためにみんなで努力している。それを成し遂げる才能を持つ選手はそろっていると思うし、互いに犠牲をいとわない気持ちで、目標に到達するための準備はできている」と前を見据えていた。

 一方でペイサーズは、ベンチスタートのCJ・ワトソン(C.J. Watson)が23得点でチームをけん引し、ジョージ・ヒル(George Hill)が20得点、ロイ・ヒバート(Roy Hibbert)が18得点10リバウンドの好成績を記録したが、これで6連敗となってしまった。

 この日はまた、昨年のFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2014)に向けて行われた米国代表のエキシビションマッチで足を骨折したポール・ジョージ(Paul George)が、プレーはしなかったもののチーム練習に参加した。

 ジョージの復帰が間近とみられるペイサーズは、今季の通算成績を30勝40敗として現在イースタンカンファレンス10位につけており、プレーオフ出場圏内の8位につけるボストン・セルティックス(Boston Celtics)を1ゲーム差で追っている。(c)AFP