ウィンブルドン開幕控える錦織、けがの不安を一蹴
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【6月28日 AFP】男子テニス世界ランク5位の錦織圭(Kei Nishikori)は27日、ふくらはぎの故障が不安視される中、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)では戦える状態だと強調した。
グラス(芝)コート開催の四大大会(グランドスラム)1回戦で、シモーネ・ボレッリ(Simone Bolelli、イタリア)と対戦する25歳の錦織は、先日行われたゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2015)準決勝のアンドレアス・セッピ(Andreas Seppi、イタリア)戦で、ふくらはぎの故障により棄権を申し出ていた。
錦織は、同大会の準々決勝でポーランドのイェジ・ヤノヴィッツ(Jerzy Janowicz)と対戦。そこで左ふくらはぎを痛めると、翌日のセッピ戦でそれが悪化したと話していた。
27日にオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club、AELTC)で報道陣の質問に答えた錦織は、自身が故障から復活し、ボレッリとの初戦で全力を出せる状態だと主張した。
「大丈夫です。月曜日(29日)には間に合います」とした錦織は、「ハレ(Halle)では良い3試合を戦うことができました。ここ(ウィンブルドン)に向けての良い準備になったと思います」と続けた。
「自信を持って臨むことができると確信しています。芝での感覚は良いので」
米フロリダ(Florida)州を拠点とする錦織は、オープン化以降、日本人選手としてウィンブルドンの最高シードを獲得した。
日本勢ではこれまで、クルム伊達公子(Kimiko Date-Krumm)が1994年、95年に与えられた第6シードが過去最高となっていた。
ウィンブルドンには6回出場している錦織だが、これまではベスト16止まりとなっており、グランドスラムでは唯一、準々決勝に進出できていない。