【5月10日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のドイツGP(German Grand Prix)を開催するホッケンハイムリンク(Hockenheimring)の責任者が、今シーズン中止となった同大会が2016年の開催が「1000パーセント」確実だと語った。

 ホッケンハイムリンクとニュルブルクリンク(Nurburgring)で1年交代で開催されていたドイツGPだが、今年はニュルブルクリンク側の契約問題により、1960年以降では初めて開催がなくなった。

 しかし、来年の同GPのチケットは3週間前からすでに発売されており、ホッケンハイムリンクのゲオルグ・ザイラー(Georg Seiler)代表は独スポーツ通信社SIDに対し、「100パーセント確実、いや1000パーセント確実だ。われわれには来年の契約がある。常に契約を尊重する」と語った。

 F1の最高責任者を務めるバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)氏は、3月のマレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2015)で来年のドイツGPが行われるか否かを口にしていなかったが、ザイラー氏は開催に疑いを抱いてはいない。

「バーニー・エクレストンとの関係は良好だ」

 2014年のホッケンハイムリンクでの大会では観衆が5万2000人と相対的に少なかったが、ザイラー氏は今シーズンの争いが熱くなれば、来年大会の入場者数増加につながるだろうと考えている。

「F1は面白くなければ。そうすれば観客はやってくる」

(c)AFP