【介護職員初任者研修】
私が受講していたころは介護職員基礎研修という呼び名でしたが、平成25年4月以降は介護職員初任者研修という呼び名となっており、カリキュラムの内容も各科目の時間も大幅に変更されています。
今回は平成24年度に取得した当時の資格取得までの道のりを、体験談を交えてお話ししましょう。
初めにハローワークなどで申し込みをします。
その後、主催する民間企業が講義を行っている会場で簡単な面接を行います。
質問される内容については、金銭的な面やきちんと最後まで受講する意思があるか、などです。
(企業によって多少違いがあるかも知れません)
そして数日後に自宅へ合否の通知が届き、受講が始まります。
受講内容は?
合格すれば約6か月間の講義と施設実習を経た後、資格取得となります。
私が受講した期は受講費用無料で、1クラスには10代から60代の男女20名程度の受講生がいました。
入学時には教科書代が必要で、この時には2万円程度の教材費を支払いました。
講義は月曜から金曜、時間は9:30から15:50までとなっており、一日に5時間ほどの講義です。
各教科の終了時には主に2択式の○×テストがあります。
これに合格する事で次の講義を受講できますが、基準点に達しなかった場合は再テストとなります。(科によっては筆記もあります)
勉強の難易度についてですが、テストは企業によって違うため、一概にこうとも言えませんが、予習と復習は毎日少しでもしておきましょう。
テスト前にも、今一度しっかりと勉強しておけば安心かと思います。
最後の実習
これが5か月間続き、最後の1か月は丸ごと施設実習になります。
実習場所となる場所は同市内の主催の企業が定める3施設で、実習期間はデイサービスが4日間、訪問介護(同行)1日、グループホームが2週間、受講生ごとに日程が決められます。
私の時には各施設に2名ずつの実習でした。(訪問は一人)
そして1日の終了ごとに実習記録を各施設の責任者へ提出し、一言とサインをもらって帰ります。
やはりここが資格取得までの一番の山場です。
実習で評価がもらえなかった場合は日を改めて再実習となりますので、きちんと指導者からのアドバイスを受けて、頑張ってクリアしましょう。
実習が終わると、最後に実習の振り返りとレポートを講師に提出することになります。
実技の卒業試験
そして卒業試験として最後に校内実技試験があります。
これは予め講師が考えた内容で行われます。
生徒同士での実演し、介護士役と利用者役で分かれてベッドから車いすへの移乗や、体位変換、オムツ交換、ベッド上に利用者が臥床している状態でのシーツ交換など、内容も様々です。
これに合格すれば、資格者証が卒業時に授与されます。そして資格取得となります。
この資格があれば企業によっては応募の際に必要であったり、入社後に資格手当が支給される事もあるので、持っておいて損はない資格と言えるでしょう。
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