【5月7日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2015)は6日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は7-6、3-6、7-6でビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)に勝利し、準々決勝に進出した。

 セレーナは、3回のマッチポイントをしのぐと、終盤にサーブのミスが続いた元世界ランク1位のアザレンカを、約2時間45分のフルセットの末に退けた。

「どちらが勝ってもおかしくなかった。最後は、どのようにして勝ったのか分からない」としたセレーナは、「とにかく夢中でした」とコメントした。

「不思議なことに、長丁場だったとは感じていません」

 セレーナの準々決勝の相手は、第10シードのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)に決まった。

 セレーナは、第3セットの第10ゲームでマッチポイントを握ったものの、アザレンカに阻止されて5-5と並ばれると、次のゲームではブレークを許し、5-6とリードされてしまった。

「何も失うものはないというような気持ちになることがある」としたセレーナは、「その姿勢でプレーし、堂々と立ち向かいたい」と続けた。

「そういう気持ちで戦っていました」

 一方、サーブが乱れたアザレンカは、迎えた3回のマッチポイントで3本続けてダブルフォールトを記録し、試合をタイブレークに持ち込まれてしまった。

 そして最後は、アザレンカのフォアハンドがオーバーして、セレーナの勝利が決定づけられた。

 セレーナは、「命拾いした試合でしたね」と語った。(c)AFP/Scott WILLIAMS